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ピックでウクレレを弾く方は必見!素材別ウクレレ音色の違い
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
ウクレレはピックでも弾ける
ピックでギターを弾くのはみなさんご存じかと思いますが、ウクレレもピックで弾くことが出来ます。
ウクレレは指で弾くのが一般的ですが、曲に合わせていろんなニュアンスで弾くために指で柔らかい音を出して弾いたり、爪を使ってハッキリとした音を出して弾いたり、出したい音に合わせて弾き方も変えて良いんです。
ハッキリとした音が出したいと思っても、仕事がら爪を伸ばすことができない方もいらっしゃいます。そんな時はピックで弾くという選択肢があります。
ピックの種類
ピックの形にはいろいろあって、つけ爪のように指先に装着するフィンガーピック・サムピックと、よく見かける三角形のピックがあります。どのピックでもウクレレに使えますが、親指に装着するサムピックを使っている方はよく見かけますね。
■ サムピック
■ 三角形のピック(ティアドロップ型、トライアングル型、ジャズ型)
ピックの素材によって音が変わるのですが、ウクレレ用として販売されているピックは革製やフェルト製で、ギター用として販売されているセルロイドやナイロンとは素材と硬さが違います。音の違いは好みで選べば良いので、ギター用のピックでウクレレを弾くのももちろんありです。
ピックガードが付いていないウクレレには硬い素材のピックを使うとボディに傷が付きやすくなるので、注意は必要ですね。
ピックには厚さよって演奏性が変わってきたり、音の出るレスポンスが変わったり、音色ももちろん変わるので厚さ選びは重要です。
ピック選びは、形、素材、厚さの組み合わせで、一番好みだと思う音が出る物を選ぶと良いでしょう。
とは言え、いろいろ試すのもどれから始めればいいのかわからないかと思います。今回はウクレレを爪で弾いた時と同じようなニュアンスになりそうな素材のピックを集めて弾き比べをしてみたので、音色を聴いて参考にしてみてください。
エラストマー素材
エラストマーは、強度と高耐久性、良反発弾性素材のため、擦り減りにくく、弦のはじきやすさは抜群です。高消音性により、ピッキングノイズを従来のピックとは比較にならないほど低減します。高耐衝撃性により、弦タッチ/あたりが丸く、なめらかでしっとりとした弾き心地を実現します。柔らかなニュアンスを得やすいためウクレレにもオススメです。
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➀ Ibanez Elastmer SOFT 2.2mm Triangle shape
エラストマーSOFT素材 丸いく太い音が出る。ピックの厚みがあるのでストロークコントロールは難しい。
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※単音Cを弾いた時の成分
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② Ibanez Elastmer SOFT 1.2mm Teardrop shape
エラストマーSOFT素材 音の立ち上がりが良い。高音域がしっかりしている。ストロークのコントロールがしやすい。
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※単音Cを弾いた時の成分
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③ Ibanez Elastmer SOFT 1.0mm Short Teardrop shape
エラストマーSOFT素材 高音域がおさえめで、中音域が持ち上がった。ストロークのコントロールがしやすい。 弾き心地良い。
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※単音Cを弾いた時の成分
ポリアセタール素材
ポリアセタールは特性は耐磨耗性に優れた素材で、自己潤滑性がある。最近ではリコーダーや木管楽器や金管楽器にも使用され、パーツとしての機能性が求められる部分に使用されることが多い。
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④ Ibanez Round Shape Pick 0.8mm Round shape
ポリアセタール 太い音だが➀より高音域が出る。ストロークのコントロールはまずまず。
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※単音Cを弾いた時の成分
ラバー素材
弾性特性に優れたラバー製なのでピック弾きをしてもピッキングノイズがなくフィンガーピッキングのような暖かなトーン。クラシックギターやウクレレをはじめ、フィンガーピッキングのニュアンスが欲しいピック弾きのベーシストにもオススメです。
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⑤ Wedgie Rubbers 5.0mm Soft
ラバー製 厚みがあるので高音域が出ないと思いきや高音域が出る。 音の立ち上がりはゆっくりめなので、バラードとかは良いかも。 厚みがあるのでストロークのコントロールは難しい。
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※単音Cを弾いた時の成分
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⑥ Wedgie Rubbers 5.0mm Hard
ラバー製 ⑤よりさらに高音域が出る。音の立ち上がりはまずまず。 厚みがあるのでストロークのコントロールは難しい。
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※単音Cを弾いた時の成分
ナイロン製
摩耗に強い素材。柔らかく、弦の当たりが滑らか。アタック感が弱く、マイルドな丸い音が出る。
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⑦ Jim dunlop Jazz I Nylon Pick
ナイロン 成形された触覚グリップ表面と、より厳密に制御するための小さなプロファイルを備え、 厚くて暖かいトーンのための丸みを帯びた先端を備えています。(メーカーホームページより) 太い音は出ないが、音のバランスが良い。ストロークのコントロールはしやすい。
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※単音Cを弾いた時の成分
実際に弾くとこんなに音が違います
自分に合ったピックを見つけて、曲のイメージや演奏したいスタイルでいろんな弾き方を楽しむの良いのではないでしょうか。
自分好みのサウンドが見つかるといいですね!
MYウクレレの選び方 その(5)
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
3本ともNaturel Ukuleleです。木材が全て違います。音色の違いを知りたくないですか?
左:マンゴー(コンサート) 真ん中:ハワイアンコア(ソプラノ) 右:マホガニー(ソプラノロングネック)
サイズの違いがあるので音量差はありますが、木材での音色の違いを感じることが出来ます。
楽器は木材で音色が違う!
以前、MYウクレレの選び方その③ で木材の特長について書きましたが、やはり実際聴いてみないと自分の好きな音色なのかはわからないですよね。楽器選びは自分の求めている音への探求の一つです。木材の違いを音で感じてみましょう。
音色の違いを聴いてみよう!
コア
ウクレレで一番人気があるのがハワイアンコア材です。コロンとした明るい音色はハワイアンの伴奏に適しています。
マホガニー
ギターやベースにも使われている木材です。丸みがある柔らかい音色でサスティーンも良く、ジャズなどの演奏にも適しています。
マンゴー
独特の木目を持つ材です。柔らかな材質なので丸く甘い音色で落ち着いた印象。ジャンルを問わず演奏できます。
好きな音は人それぞれです。自分の演奏に欲しい音はどんな音なのか?それを考えて楽器選びはしたいですね♪
良い楽器は耳が疲れない
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
春が近づくとますますウクレレの音色が心地よく感じられますね。
Grasp music & styleスタッフMです。
先日、生徒の方々のウクレレ購入にお付き合いさせて頂きました。
ほとんどの方は初めてのウクレレはお手頃な価格のものを購入することが多いのですが、演奏する曲が増えてきて、だんだんとより豊かな音のウクレレや自分好みの音色のウクレレが欲しくなってきます。もちろんお好みの見た目というのも大事です。
以前にブログで紹介しましたが、ウクレレの音のは使用している木材で違ってきます。
MYウクレレの選び方 その③
自分の弾きたい曲に求めている音色はどのようなものなのか、それを基準に心地よい音色のウクレレを探しましょう。
今回は皆さんコア材を使用したウクレレを選んでいましたが、一緒に弾いてみてマホガニーやマンゴーもとても柔らかで気持ちの良い音でした。
弾いてしっくりくるウクレレを選ぶのが一番。1時間くらい弾き比べをさせて頂き、じっくり選びました!
最近新しくウクレレを購入した生徒の方が、練習する時間がすごく増えたと言っていました。
これは新しいものを手に入れた喜びからではなく、本当に練習時間が伸びるんです。
心地よい音、良い楽器というのは、全くストレスを感じず弾いていられます。耳が疲れないということなんです。
だから自然と練習する時間も増えてくるんです。
正しいピッチの楽器を持つことは当たり前のことですが、音色、響き、レスポンス、などなど良い楽器を持つことも上達の一つの要素になるんです。
良い楽器に見合った腕前になりたいという心理要素もプラスさせるでしょうしね。
ただ、良い楽器は値段に比例します。お財布との相談も必要ですね(^^;)
MYウクレレの選び方 その④
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aNueNue Bear 900 pineapple aNN-900S ソプラノウクレレ
Grasp music & style スタッフMです。
ウクレレって可愛らしいので飾っているだけでもお部屋にゆとりある雰囲気がでますよね。今日はウクレレの形と種類について書きたいと思います。
ウクレレの形
↑写真のウクレレは可愛らしいパイナップルタイプ。
一般的なウクレレはくびれのあるボディ(ひょうたん型)のスタンダードタイプ。
ウクレレは抱えて弾くので、演奏は形に影響されることはほとんどありません。どちらを選ぶかは好みです。笑
ウクレレの種類
ウクレレは4種類あります。これはボディの大きさで分類されています。
左:テナー 真ん中:コンサート 右:ソプラノ
ボディが小さい順から、ソプラノ(スタンダード)→ コンサート → テナー → バリトン
ボディが大きいほど音量が出ます。しっかり音色・音の深みはボディの大きさが関係しています。
一般的で誰もがウクレレと想像するのがソプラノ(スタンダード)です。とても可愛らしい音色です。初心者にはとても扱いやすいのがソプラノです。
ソロウクレレを弾く方はコンサートやテナーを選ぶ方が多くなります。ネックが長いのでメロディが弾きやすく、しっかりした音色で演奏することが出来ます。
ウクレレで一番大きいボディなのがバリトンです。他の3種類とはチューニングが違います。ギターと同じチューニングになるので、ウクレレとは違う印象で小さなギターのような感じです。
最近ではソプラノとコンサートの良いところ合わせた、ソプラノロングネックというのもあります。メロディやハイポジションコードも弾きやすい優秀なウクレレです。
MYウクレレの選び方 その③
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Naturelウクレレ 珍しいアーモンドの木で作ったウクレレです。美しい・・・
Grasp music & style スタッフMです。
次に買うウクレレはNaturelウクレレと決めています。
マホガニーがいいか、マンゴーがいいか、私に合うのはどっちかまだ悩み中です。笑
音色選びは木材がきめて
ウクレレは木材で出来ています。当然ですが、その木材によって音質や見た目が大きく変わります。単板のウクレレを買うなら、木材にはこだわって選びたいですね。
コア
なんと言ってもウクレレはハワイアンコア材を使っているものが人気。色は薄褐色~赤褐色で光沢感がある。ウクレレらしいカラッとしていてコロンコロンとした明るい音色が特長。伴奏をメインとするハワイアンを演奏したいなら、コード弾きに適しているハワイアンコアがオススメ。
マホガニー
ウクレレだけでなくギターやベースに多く使われているマホガニー。色は赤褐色で見た目に派手さはない。丸みのある柔らかな音色でとても伸びやか。どんなジャンルも弾ける優等生木材。ホンジュラス産マホガニーはとても高価なので今ではアフリカンマホガニーも多く使われている。
マンゴー
淡黄色で見た目は可愛らしい色合い。柔らかい材質なので丸く甘い音色が特長。より柔らかく落ち着いた音色を求めるならマンゴーはオススメ。
メイプル
淡褐色で木目が美しい。硬い木材なので音の立ち上がりが早く、音の響きが良い。高音がはっきりしている歯切れの良い音色が特長。色付けされているウクレレもあり、とても可愛い。
スプルース
白~淡黄色で楽器ではトップ(表板)に使用され、他の木材と組み合わせることでバランスの良い楽器に仕上げられる。強度のある木材で粒立ちが良く、はっきりとした音色が特長。
ウクレレ選びのポイントは、やっぱり音色と見た目。
自分の好きな音色のウクレレなら弾いていてとても気持ちが良いと思います。
では、ウクレレの見た目についてさらに次回書いてみますね♪