
ウクレレに使われる主な木材の違い
ウクレレの音色、見た目、丈夫さは使われる木材によって大きく異なります。ウクレレを購入する際に一番悩むのがどの木材のウクレレにするかでしょうね。
代表的な木材の特徴比較
木材名 | 音の特徴 | 見た目・色合い | 丈夫さ・耐久性 |
ハワイアンコア | 明るくカラッとして輪郭がはっきり、ウクレレらしいコロンコロンした音 | 金色の光沢、独特の杢目 | 比較的硬く丈夫、希少性が高い |
マホガニー | まろやかで温かみ、甘い音色 | 赤茶色〜濃い茶色、落ち着いた印象 | 軽量で扱いやすい、耐久性も良好 |
マンゴー | まろやかで柔らかい、甘い音 | 黄色味や赤茶色、個性的な杢目 | 標準的、木によって個体差あり |
メイプル | 歯切れ良く硬め、粒立ちが良い | 白っぽく木目が目立つ | 硬くて衝撃に強い |
スプルース | シャープでクリアな音、アタック感が強い | 白っぽく縦線の木目が特徴 | やや柔らかいが耐久性は十分 |
音の違い
言葉ではなかなかわかりづらいので、実際に聴いてみるのが一番!
代表的な木材のウクレレの実際の音を聴き比べてみましょう
ハワイアンコア
マホガニー
マンゴー
スプルース
好きな音は人それぞれです。自分が演奏したい曲にはどんな音色が欲しいのか?それを考えて選んでみてくださいね。
見た目の違い
木材ごとに色合いや木目が異なり、ハワイアンコアやマンゴーは特に杢目が個性的。メイプルやスプルースは白っぽい明るい色なので、着色しやすく様々な色の楽器に加工されていることがあります。
ウクレレ1本ごとに木目が異なるため、同じ木材でも唯一無二の見た目になります。木目の個性も好みで選んでみましょう。
木目と音質の関係
木材の「木目」は、楽器の音質に影響を与える重要な要素の一つです。
木目とは、木材の繊維が作る模様や線のこと。「目が詰まっている」「目が粗い」など、木目の細かさや幅が異なります。
木目の特徴 | 音質への影響 |
目が細かい | 明るくクリア、輪郭がはっきり |
目が粗い | 温かみ・柔らかさ、ふくよか |
繊維方向が揃う | 音の伸びが良い、響きやすい |
杢目が個性的 | 見た目の美しさ、音にも個性が出やすい |
木目の違いによる楽器の個体差
同じ樹種・モデルでも、木目の違いによって音質が微妙に異なることがあります。
目の詰まり具合や木目の均一性が高いものほど「安定した響き」や「バランスの良い音」が得やすいとされ、高級楽器では木目の選別も重視されます。
丈夫さ・耐久性
ウクレレのボディに使われる木材には「単板=一枚板」と「合板=ベニヤ板」があります。
合板は製造コストが下がり価格を抑えることが出来ます。そして木材を重ね合わせ作っているので強度が高く、テンションの高い弦を使っても耐えうる丈夫なウクレレになるのがメリットです。初心者にとってはとても嬉しい特長ですね。
合板
合板のウクレレは衝撃や湿度変化に強く、丈夫でメンテナンスが楽。木材の張り合わせに接着剤を使用するため、振動を伝える力は弱まります。
単板
単板(一枚板)は音響面で優れるが、乾燥や衝撃に弱く割れやすい傾向がある。一枚の木材から楽器を制作するので製造コストは上がります。
自分好み音色がする木材のウクレレを選ぼう
木材の違いは音色・見た目・価格に大きく影響しますが、ボディ形状や内部構造も音に影響します。
実際に音の違いを体感するには、複数の楽器を弾き比べるのが一番です。
音色・見た目・価格のバランスを考えながら、自分好みのウクレレを選んでみてくださいね。
番外編:初心者向けウクレレ
はじめてのウクレレではコストも気になるところ。お手頃なウクレレを紹介します。
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マホガニー 合板
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