ブログ

2016-05-03 22:50:00

ウクレレをいう楽器を侮るなかれ

Grasp music & style スタッフMです。
先日お店の外から聞えてきちゃった声について書きたいと思います。
 

ウクレレってそんなに簡単なのか?!


「きゃ~可愛いウクレレだぁ」と女の子の声が外から聞えてきました。
店頭にデコウクレレを飾ってあるので反応してくれたようです。
すると一緒にいた男の子が
「ウクレレ?簡単だろ。こんなの習いたいか?」と言うのです。
ん?聞えてるよ~って思いながら二人のやり取りをそっと見守ってみました。
きっとギター経験者なんだと思うのですが、ウクレレの小ささはおもちゃのように感じる方も実際多いのです。
でも、小さいからと言ってウクレレも楽器は楽器。ホントにちょちょいっと弾けてしまうものなのでしょうか?
 

まだまだ知られていないウクレレの魅力

先日、ウクレレワークショップにご参加いただいた男性の方はギターの弾き語りをされているそうです。
「ウクレレって言ったら牧伸二だよね」と漫談のイメージでご参加されたのですが、実際ワークショップが始まり弾いてみると思いのほか音を出せないのです。ギターのようには弾けない・・・
ギターとウクレレではボディの大きさや弦長が違います。楽器としての特性が違うので良い音の出し方ももちろん違うのです。
そのことに気づかれてからはワークショップも本気モード。
アルペジオや3連符ストラミングなどのデモンストレーションを行うと、驚きの表情でまさにガン見でした。
「J-POPをウクレレで弾けるのも驚いたけど、ウクレレがこんなにいろいろ表現できるとは思わなかったですよ」
と、新しい発見を楽しんでいらっしゃいました。

漫談のイメージやフラダンスの伴奏のイメージが強く、ウクレレのかっこよさはまだまだ知られていないのはとても残念です。
今ではハワイのウクレレプレーヤーJake Shimabukuroさんだけでなく、日本にも名渡山遼くんや鈴木智貴くんのようなさわやかな若きスーパーウクレレプレーヤーが活躍してくれています。
ウクレレのかっこよさをもっと多くの方に知ってもらいたいという気持ちでいっぱいです。

ちなみにおとな向けでオススメは、一流ベーシストでありながらジャズウクレレの巨匠であるLYLE RITZ。
ウクレレとジャズが結びつかない方にこそ聴いていただきたいです。