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音楽は人を癒す
ウクレレを弾き始めた頃を思い出していたGrasp music & style スタッフMです。
No Music No Life よく出来たキャッチコピーだよ、ソニーさん
久しぶりにウクレレを弾き始めた頃を思い出していた。まだウクレレを習い始めて間もない頃の約2年間ほど、私は祖母の介護をしていた。認知症やひざ関節の悪化で一人にはさせられなくて、デイサービスに行く以外の時間を一緒に過ごした。
その時は、たいして弾けもしないのにレッスンで教わったばかりのソロ曲を弾いてあげていた。どんなにつまりつまりで弾いても祖母は上手だと拍手してくれる。
日々いろんな事を忘れていってしまう中、ウクレレを弾いてあげた後、祖母は子どもの頃に覚えたのだと、おもちゃの鍵盤で”猫ふんじゃった”を弾いてくれる。音楽を聴く事で子供の頃を思い出せるようだった。そのうちにゆっくりと眠っていく。
強くて怖かった祖母がいつの日からか、とても小さくなっていた。複雑な気持ちでの介護はストレスが溜まる。同じように、いろんな事を忘れてしまう自分に祖母もストレスを感じていた時期もあった。介護というのはお互いにストレスが溜まるものだ。
でも、ウクレレという楽器ひとつで気持ちが安らげるのだから、音楽の力はすごい。二人の時間でも私も好きな事が出来て、どんなに下手でもそれが癒しになってゆったりと過ごしてくれていた。孫の弾くへたくそなウクレレ。それでも、癒しになるのか音楽は。
祖母を思い出したきっかけは、先日体験レッスンを受講された方が介護の真っ最中という話を聞いたからだった。
何か楽しい事をやりたいという気持ちがとてもわかったから。そして、お互いが癒されることも知っていたから。ゆっくりペースでも音楽を始めることがとても有効だと本当に思った。
何度か生徒さんのお手伝いで障害者支援や子育て支援での場で演奏させていただいたりしているが、聴いてくれる方々の顔が優しく、とても楽しそうなのも経験して知っていた。大きな笑顔でいっぱいになる。本当に音楽は人を癒す。
音楽はBig Smileを生む。