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2019-06-06 13:30:00

YouTubeレッスンって効果があるのか?

レッスンとは何なのか考えてしまうGrasp music & style スタッフMです。

 

この世にはウクレレ講師が無数にいるらしい

YouTube上に楽器レッスンと題した動画が無数に存在している。そしてたくさんの方々が視聴して楽器にチャレンジしようとしている。ギターやベースにチャレンジする人はYouTubeレッスン動画は参考程度にするの方が多いようだが、どうもウクレレは様子が違う。

名古屋の独特の文化なのかもしれないが、たくさんの先生に少しずつレッスンを受けているという人も少なくない。YouTubeで有名なプレーヤーのレッスンもかじっている。そこには、一貫性も継続性もない。音楽のアプローチもバラバラだったりする。

教則本やYouTube上の無料レッスン、単発のワークショップを受講する。出来るだけ出費を少なくしたいのか、なぜか簡単にスキルを身につけようとする方も多いのがウクレレという楽器だ。

ウクレレという楽器はとてもWelcomeな楽器で、取っ付きやすい。音楽を始めたい方には最高の楽器だと思う。

でも、楽器は楽器。基礎は大切にして欲しい。

 

体験レッスンを受講される方の中にはウクレレ歴はなかり長いという方でも、今まで教則本やYouTube動画、サークル活動だけで弾いてきたという場合は、何か独自の”癖”というものがすっかりしみついてしまっていて、音色や音の出し方のバランスが悪くなってしまっている方もいる。

まず演奏時のフォームをお伝えすると、フォームなんて誰にも教えてもらったことが無いというのがとても多い。こんなにじっくり教えてもらったことが無かったとびっくりされる方もいらっしゃるほど。

 

この世にはウクレレ講師がきっと無数にいるのだと思う。YouTubeにも動画レッスンが溢れている。動画というのは、一方通行でわからないことはわからないままになってしまうでしょう。そして、これだけ情報が多い世の中では受け手も欲しい情報のみをチョイスして、情報提供側の意図を無視して”美味しい情報”のみを手に入れようとする。便利な世の中の弊害なのかもしれない。

 

対面でレッスンを行う良さは、コミュニケーションだと思う。わからないことはわからないと言える。講師との信頼関係からたくさんの発見もあると思う。目指す音楽が明確になるのでレッスンの方向性もわかりやすい。

 

とは言え、YouTube動画レッスンは大きな役割を持っている。とにかく楽器を始めたい!言う気持ちを満たしてくれる。何より何かをスタートさせるきっかけを与えてくれるからだ。

 

情報の活用と、自分に合ったレッスンを見つけて継続することが大切な事なのだと思う。