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今さら聞けない反復記号のいろいろ
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
反復ってどういうこと?
1曲の中で楽譜の一部分を繰り返す事があるんだよ。では、まずは小節についてみていこう。
小節線のいろいろ
1本の縦線が「小節線」と言います。小節線と小節線で区切られた部分が1小節です。
また、小節線には種類があり、二重の縦線は「複縦線」と言います。この複縦線は曲の展開が変わる時に使われます。
例えば、曲の雰囲気が変わるところや、調号が変わる時、拍子が変わる時に使われます。
最後の小節の太い二重線は「終止線」と言い、この曲が終了する事を表しています。
終止線と似ていますが2つの点が付いた太い二重線を「反復記号(リピート記号)」と言い、この記号で挟まれた小節を繰り返して演奏します。
1-2-3-4-4-5-6-7-8と演奏していくんだね
反復記号(リピート記号)の使い方
反復記号で挟まれた小節を繰り返します。繰り返す回数の指定があれば、指定回数分繰り返します。
反復記号に小節が挟まれていません。この場合は反復記号で曲頭に戻り、反復記号に回数指定がないので反復は1回だけで4小節目に進みます。
3小節目にカッコで括っています。このカッコを「1括弧」と言います。この場合は反復記号で曲頭に戻り、「1括弧」を飛ばして「2括弧」へ進みます。
ダ・カーポの使い方
「D.C.」と書かれた記号は「ダ・カーポ」と言い、曲頭に戻って再び演奏するという意味です。
1-2-3-4-1-2-3-4と演奏します。
「Fine」と書かれた記号は「フィーネ」と言い、「終わり」を意味します。
1-2-3-4-1-2と演奏します。
ダル・セーニョの使い方
「D.S.」と書かれた記号は「ダル・セーニョ」と言い、Sの形の「セーニョ記号」へ戻って演奏するという意味です。
○に十字の記号は「コーダ記号」と言い、コーダ記号から次のコーダ記号に飛んで演奏します。1つ目のコーダ記号の前には「to」、2つ目のコーダ記号の後ろに「Coda」と書くことで丁寧で次に演奏する小節をわかりやすくします。
1-2-3-4-2-3-5-6-7-8と演奏します。
反復記号の中でも「D.S.」と「Coda」は、ポピュラーミュージックでもよく使われるから覚えておこう。
まとめ
楽譜を見やすくコンパクトにするために反復記号がある。
反復記号の意味を覚えることで小節進行がわかる。