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2022-09-15 08:00:00

楽器演奏が老化の影響を遅らせることができる理由

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

まゆみくん

スタッフのまゆみです😄
実は古代から音楽は心身を正常にする治療に用いられていたんですよ。音楽療法カウンセラーの勉強をしたのでうんちくです。笑

 

 

演奏することの驚くべきメリット

何か趣味を持っていると、いつまでもイキイキとしていられそうだなって、なんとなくは思いますよね?

読書をしたり、絵を描いたり、ゴルフに行ってみたり、いろんな趣味がありますね。
その中でも「楽器演奏」は他とは全く違う効果があるのをご存じですか?

これを知ると「楽器演奏」を生涯の趣味にしてみようかなと思うかもしれませんよ。

 

 

人間の脳の活動具合をリアルタイムで見ることができる装置で脳内を見てみると、私たちが「読書」をしたり「計算」をしている時、脳の特定の領域が活動して光を放っています。

 

では、音楽を「聴いて」いる時はどうでしょう?

音楽を聴くときの脳を調べたところ、広い範囲にわたって火花が飛ぶかのようにいっせいに光を放って活性化することが分かりました。

では、聴くだけではなく「演奏する」場合はどうなるのでしょう?

楽器演奏で脳が活性化

驚くべきことに、小さかった花火は大きな「花火大会」に姿を変えます。

楽器を演奏しているときは全身運動している時と同じように脳が活動し、同時に様々な情報が行き交い、脳内で一瞬の内に複雑な相互作用が生み出されることも明らかになりました。

脳全体が同時に活性化する中でも、Visual(視覚)Auditory(聴覚)Motor(筋肉運動)に関する脳領域が特に活性化されます。

右脳 左脳

さらに、演奏する時には脳の信号伝達も活発になっています。つまり、右脳・左脳両方の役割をスムーズにこなすことができるようになるとういうわけです。

音楽の演奏には「技巧」や「楽曲の理解」といった要素が必要となります。そのため多くのミュージシャンが、高いレベルの「実行機能」と呼ばれる認知システムを備えています。

そして実行機能は、私たちの「記憶システム」にも大きな影響を与えます

実行機能に優れた脳は、より効率的に記憶の出し入れをこなすことができるのです。

楽器演奏で脳の記憶力がUP

果たしてそれは楽器の演奏に限った効果なのでしょうか?

この不思議なパワーは、「楽器の演奏」によってのみ得られるものであると脳科学者たちは主張します

 

そして最近の脳科学の研究では、楽器を演奏することで思考能力が高まったり、老化を遅らせたり認知症を予防したりできることが明らかになっています。

 

楽器を演奏していると老化が遅くなることが明らかに

米国ノースウェスタン大学の聴覚神経科学研究所のニーナ・クラウス博士は、次のように述べています。

「生涯の音楽トレーニングは、年齢とともに低下することが知られている少なくとも2つの重要な機能、記憶と騒音の中でスピーチを聞く能力に利点をもたらすようです。」

楽器演奏は脳の機能低下を遅らせる効果があるということが、研究で明らかになっています。

 

脳のあらゆる領域を使って楽器を弾いている

楽器演奏と脳の関係

事実

日常的に楽器を弾く人は、認知障害への1次予防効果があることもわかっています。

音楽療法のセッションを行うと、認知症リスクが0.31倍まで減少したという事実もあります。

 

楽器演奏は、集中力UP、記憶力UP、コミュニケーション能力が向上するというメリットも報告されているんです。

 

楽器演奏を趣味に持つ

夢中になれる趣味を持つことはストレスレベルを下げる効果があり、幸せな日常を手に入れることにつながるんですよ。

さあ、みんなで楽器を演奏しよう!