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2023-07-15 18:00:00

自覚がない!?リズムのズレを直そう

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

自分では気持ちよく弾いていても…

曲の最後までミスタッチが無く弾けていたはずなのに、かならずしも良い演奏とは言えないことがあります。

何が足りないのかわからなくて、「テクニックが足りない?」「奏法を変えた方がいい?」と、模索している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

YouTubeでテクニックの解説を観たりして、動画ジプシーになっているかもしれませんね。

でも、問題はもっと基礎的なところにある場合が多いように思います。

 

リズムとテンポ

曲を弾いていて、弾きはじめから後半になってドンドン速くなっていく経験がありませんか?

原因は2つあります。

1. 曲のBPM(テンポ)から、自分の好きなBPMへと引っ張っていく

2. 裏拍が正確でないため、8分音符のタイミングでリズムが前に出てくる

音楽の三要素である、メロディ、ハーモニー、リズム

意外にもリズムはおろそかになりがち。リズム練習は地味だからと避けてしまっている方もいるようです。

リズムが不安定な演奏だと、荒れた海に出た船のように、ぐらぐらと揺れたような状態に聴こえます。

リズムがしっかりしていると、穏やかな川の流れのせせらぎのように心地良かったり、ランニングでテンポよく走った時の爽快感、そういったものが演奏から感じられるようになるのです。

 

では、リズムを良くするにはどうしたらいいのでしょうか?

それは、やっぱりリズムトレーニングなんです。

 

まゆみくん

「あー、やっぱり魔法のようにリズムが良くなる方法はないかぁ」と、
ため息が聞こえてきそうですね。

 

メトロノームは必需品

メトロノームは必需品

自分の演奏を客観的に聴いてみるのも良い方法です。

”自己分析”をしてみると、聴いていて「あれ?」と感じる箇所がきっとあるはずです。
曲の流れに違和感を感じたら、それが改善ポイントになります。具体的に練習する箇所がわかったら、強化しやすいですよね。

"自己分析"ができない、よくわからないという場合は、やっぱりメトロノームの登場です。

メトロノームとアンサンブルしているつもりで、一緒に演奏してみましょう。

2つのパターンでメトロノームを鳴らしてみる。

1. 4分音符で鳴らす

2. 8分音符(4分音符を半分のBPM)で鳴らす

この2パターンをやってみると、自分の苦手なリズムパターンがわかるようになります。

繰り返しメトロノーム練習をすると、驚くほど演奏の安定が手に入ります。

 

音源をスロー再生して活用

どうしてもメトロノーム練習が苦手だという方には、演奏のお手本音源に合わせて、一緒に演奏するのがオススメです。

音源に合わせて弾く時のポイントは、音源を"しっかり聴きながら弾く"こと。

メトロノーム練習と同じく、リズムやテンポキープの苦手な部分が、音源とのズレを感じることでわかってきます。

 

音源が速くて、ついていけない…という方は、スロー再生機能を活用してみましょう。

YouTubeなら音程がほとんど変わらず、再生速度を変えることが出来るので、ピタッと合わせて弾けるようになるまで速度を0.75倍速にしてみるといいですよ。

 

【YouTubenの速度設定方法】

右上の設定(歯車)をクリックします。

 

展開した項目の「再生速度」をクリックします。

 

速度を遅くするには、0.75倍速や0.5倍速を選びます。

 

リズムトレーニングはメトロノームやお手本音源などを"ガイド"として、一緒に弾くことが大切。

ピタッと合った時の感覚をつかんで、心地よく弾けるようになるまで練習してみてくださいね。