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リズムを基礎からやってみよう!その(4)
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
「そのリズム違うよ。これは跳ねない曲だから」
「・・・」
跳ねる?なんじゃそりゃ??
強烈に意味がわからなかった頃があった Grasp music & style スタッフMです。
跳ねるって何?
まずは跳ねていないリズムはどういうものなのか?わかりますか?
以前に紹介した リズムを基礎からやってみよう!その(2)で、八分音符を弾いてみました。四分音符を均等に2回弾くのが八分音符でしたね。このリズムを”イーブン”と言います。
上記の記号が譜面の最初に記載されているのを見たことないでしょうか?
これが跳ねる曲を示している”シャッフル”記号です。この記号が出てきたらイーブンのリズムではないと言う事なんです。
では、どんなリズムになるのでしょうか?
シャッフルのリズムってどんなの?
シャッフル記号が付いている曲は、2つ連続した八分音符を下記の音符のリズムで弾いてくださいねって意味なんです。
むむ、これは1拍3連符では?と気づきましたか?リズムを基礎からやってみよう!その(3)で紹介しました三連符です。1拍を均等に3回弾くのが三連符でしたね。
おや?1つ目と2つ目の音符の間に何やらつながっている紐みたいなものが・・・これはタイ記号と言います。まさに音がつながっている事を表した記号です。ですから、1つ目と2つ目の音はつながっていて1回弾く、そして3つ目の音を1回弾く。弾く回数は2回です。
ん?2回なら八分音符と同じ?・・・ではないんです。なぜなら均等ではないから。これがシャッフルのリズム。「跳ねる」の正体です。
シャッフルで八分音符が変化する
イーブンのリズムなら八分音符2つは「タ タ」となります。四分音符を均等に2回、”1:1”の割合で「タ タ」と弾きます。
シャッフル記号のある場合の八分音符2つは「タアタ」と1つ目の音を長く弾きます。”2:1”の割合です。
文面だけでは難しいかもしれませんが、シャッフル記号がある場合は三連符を感じながら”2:1”の割合で八分音符を弾くという事になります。
イーブンとシャッフルを弾き分けられるようになりたいですね。
・・・難しい。奥深い・・・。
・・・もっと奥深い。
三連符を2:1の割合にして「跳ねる」の仕組みを説明しましたが、この「跳ねる」には様々なリズムが存在していて、バウンスやシャッフル、ジャズのリズムのスイングなども「跳ねる」の仲間です。実際のところ、それぞれ割合が少しずつ異なります。
バンドによって特有のグルーヴがあるのも、この割合が言葉で表せないほど細かく違うからで、音楽の面白いところですね♪