ブログ

2022-07-16 13:00:00

自分のリズム感を認識する方法

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

リズム感

メトロノームの音を聞く力

7月10日に第2回となります、リズム感UPワークショップ「体でリズムを捉えよう」を開催しました。今回も丹菊先生にリズムについてのレエクチャーをしていただきました。

 

みなさんは、リズムを意識して演奏していますか?

もちろん!と答える方はどれくらいいらっしゃるでしょう?
メトロノームに合わせるんでしょ?あんまり楽しくないから練習してないよ…。
そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。リズムってそんなに大事なの?と思った方は、音楽におけるリズムの役割を知っていただけるといいかもしれません。

・リズムとは? >>> 音楽に欠かせない3つの要素

 

第1回のワークショップでメトロノームを聞きながら手拍子と声を出してカウントをいろんなリズムパターンでやってみました。
・第1回リズム感UPワークショップ >>> 自分のタイム感と向き合うためのリズム遊び

今回もまずはメトロノームに合わせて、手拍子をしてみるところから始めてみましたが…。

 

パチパチパチ

 

ずいぶん手拍子に個人差がありますね。手拍子が輪唱のようにずれて聞こえてきます。
メトロノームに合わせて手拍子するということは、当然メトロノームの音と同時に手拍子が鳴っていないといけないってことですよね。

でも、ずれて手拍子してしまうのはどうしてなんでしょう?

メトロノームの音に対して手拍子が、前に鳴っているのか、それとも、後ろで鳴っているのか聞いてみましょう

メトロノームより前で手拍子しているのは
メトロノームに合わせようという気持ちから、焦りなどでメトロノームの音を待ちきれない状態になっています。

メトロノームより後ろで手拍子しているのは
メトロノームに合わせようという気持ちから、メトロノームの音が聞こえてから手拍子しているので遅れている状態になっています。

耳で聞いてから体を反応させるという運動神経を使って手拍子していると、前や後ろにずれる個人差が生まれてくるんですね。
一人で手拍子してもずれに気がつかないかもしてませんが、複数人でやってみると、他の人の手拍子は前にあるのか後ろにあるのかよくわかります。みんなで確認し合うのも良いかもしれません。

リズム感をUPさせる上で、メトロノームの音を聞く力というのは、単に耳でクリック音を聞くことではではなく、体の中でもメトロノームのクリック音が鳴っている状態にするということなんです。

 

リズムを体で感じるために

体の中でもメトロノームが鳴っている状態?
何をどうしたら、そんな状態になるのか、難しいって思いますよね。
前回のワークショップでやりましたが、まずはメトロノームと一緒にカウントを声に出してみることが大切なんです。

口に出してカウントするのは、リズムを体に定着させるのを助けます。カウントは「ワン・ツー・スリー・フォー」とメトロノームを一緒に声に出してみるところから始めでみましょう。「イチ・ニ・サン・シ」でもお好みで。
何回か繰り返して、安定してカウント出来たら、次のチャレンジ。

 

メトロノームを2拍目と4拍目になるようにします。そして声を出してカウントしてみます。
もしかすると、この時に1拍目の「ワン」のカウントがメトロノームのクリック音がないので、入れない方がいるかもしれません。
その場合はもう少しメトロノームを4拍鳴らしながらカウントすることに戻って、カウントを覚えるところまで繰り返してあげましょう。
2拍目と4拍目のメトロノームのクリック音とカウントを声に出して言えるようになったら、次のチャレンジ。

 

1拍目と3拍目に手拍子を入れていきましょう。
手拍子と同時にメトロノームのクリック音が鳴っているか。声に出したカウントと同時にメトロノームのクリック音が鳴っているか。メトロノームとカウントと手拍子の音を意識して聞くことが大切です。

 

リズムを視覚的にイメージする

リズムをイメージする

丹菊先生からメトロノームのクリック音を点でとらえるのではなく、ボールがバウンドしているようなイメージをしてみようと教えていただきました。
円や弧を描くようなイメージで、一連の流れの中でクリック音を感じるようにすると良いそうなんです。

確かに、クリック音を点でとらえるのと、流れの中でとらえるのでは演奏は全然変わってきます。リズムのイメージの仕方が違うだけで、楽器の出音が変わるので意識すると良いと思います。


リズムを体で感じる

実際に楽器を使って課題のリズムをメトロノームに合わせて弾いてみましたが、最初はなかなか教わったことを演奏に反映できません。
繰り返して弾き続けることで少しずつつかめるようになってきました。

今回は特別に丹菊先生がカホンを使ってリズム出しをしていただき、クリック音を点でとらえずに大きなリズムという流れの中で課題リズムを弾いていき、体全体でリズムをとらえるエクササイズもやってもらいました。
やはり、繰り返し弾き続けていくほど少しずつつかめるようになりました。

リズムトレーニングは繰り返しの練習をすることが大切なんだとわかるワークショップになりました。

 

パワーアップしたリズム感UPワークショップを開催していただき、丹菊先生ありがとうございました!