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2020-12-09 22:28:00

リズムとは何かビートとは何かそしてテンポキープとは

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

さてさて 今年も残り僅かになってきました。
朝晩の寒暖差が大きい日が続いていますがみなさん風邪などひかれていませんか?

どうも ベース ウクレレ講師の丹羽です。

以前 リズム感が悪いのとテンポキープが苦手なのと ゴッチャになってしまってる方が結構いらっしゃるというお話をさせていただきました。
その点について 普段私が考えている事を書かせて頂きます。

答えの一つが ビート感という考え方です。
 

ビートをしっかりと感じながら演奏する

まず最初に次のリズムをコードCで弾いてみてください。


このようなリズムがあったら 皆さんはどのように タイミングをとりながら演奏しますか?



という感じで演奏するのが当たり前ですよね。

しかし このままだと 4分音符の長さが正確に取れず ムラがあったり 、さらに4分音符よりも長い 2分音符だと より正確に音を伸ばすのは難しくなりますね。

よくあるのは 誰かと一緒に演奏するときに 音を出すタイミングが早くなったり遅くなったりで 上手くアンサンブルできなかったなんて事がありませんか?

最初にお話ししましたが これはリズム感が悪いというよりも 感じ方 (歌い方)がうまくいってないのでは?と思います。
ではどうすればいいのでしょう?

 

4ビートの曲 8ビートの曲 16ビートの曲

リズムには 4ビートとか8ビートとか16ビートとか あるのは聞いたことがありますよね。

これは演奏したり歌ったりする上で 感じていなければならない細かい音符があるということです。

ドラムの方と一緒に演奏したことがあるなら ハイハットで刻んでいる音符がそれです。

つまり8ビートの曲なら 先程の?のリズムは



8分音符を意識して感じながら演奏した方が 断然リズムが安定します。


このようなリズムも


ではなく



と意識して感じながら演奏するべきだと私は思います。
(16ビートならさらに細かくなりますね)
こうする事によって演奏するテンポに合わせて正確な音符の長さをキープできるだけでなく より複雑な リズム(符割り)も表現出来るようになります。
いわゆるリズム感 センスが良い演奏になります。

では その為の効果的なトレーニングは?

 

メトロノームを友達に!

ズバリ!メトロノームを使った練習です。
あの退屈な奴ですね。(笑)

先程の?のリズムを練習する時も



一般的にはメトロノームを4分音符で鳴らしますよね。
これを


このように8分音符で鳴らして演奏してみてください。

弾いていて随分 感覚が違うなと気づくと思います。
これが8ビートを感じながら演奏をするという事だと思います。

しばらく8分音符をメトロノームで鳴らしてトレーニングして 8分音符をしっかりと感じられる様になったら 今度は4分音符でメトロノームを鳴らして演奏してみてください。
先程とは弾いていて感覚が違いませんか?
これが8ビートを感じながら演奏するという事です。
8分音符でメトロノームを鳴らしてトレーニング そして8分音符をしっかりと感じられる様になったら 今度は4分音符でメトロノームを鳴らして演奏してみてください。
先程の8分音符の感覚が体の中に残っている事に気づいて頂けると思います。
ん~ まだ良くわからないな~という方はもう一度メトロノームを8分音符で鳴らしてトレーニングを続けて下さい。
諦めないで 根気良く続ければ 演奏中 自然に8ビートを意識している自分に気がつくと思いますよ。

 

演奏がどんどん楽しくなる

この感覚が身につくとsoloで弾くときも みんなでアンサンブルを楽しむ時も、より楽しくなりますよ!

どうかメトロノームを友達にして8ビートのトレーニングにチャレンジしてみてください。
皆さんが楽器を演奏する楽しさを さらに深めて頂けたら最高です。
リズムってホントに奥が深いですね。


Grasp music & style ではこのリズム強化のトレーニングにもしっかりと取り組んでおりますので どうぞお気軽にご相談下さいね

それでは また。