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2023-12-16 15:00:00

【リズムの処方箋】聴く力と弾く力

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

まゆみくん

この話題は定期的にブログに書いていますが、それだけリズムで苦戦する方が一定数いらっしゃるってことなんです。

 

リズムを無視して上達の道はない

基礎レッスンにはリズムトレーニングは欠かせません。

リズムトレーニングは効果が絶大なのですが、意外にもおざなりにされている方が多いのがとても残念です。

リズムに苦戦する方の多くは、裏拍を正確に弾けいないパターン。裏拍がずれていることに気がついていないという人もいます。

 

裏拍って何?と思った方はこちら

 

苦戦しがちなリズムはもう一つ、イーブンとシャッフルの違いです。

 

跳ねるリズムって何?と思った方はこちら

 

 

リズムに苦労しない人の特徴

リズムトレーニングのレッスンで、スルっとさまざまなリズムを弾き分けることができる方がいます。

決して幼少期から音楽の教育を受けているとかの理由だけではなく、大人になってから楽器をはじめた方でもリズムに苦労しない方がいらっしゃるんです。

そんな方々には特徴があって、とにかく「音楽をよく聴いている」ということなんです。

いろんな曲を聴いて、自分の中にいろんなリズムをすり込まれていると、少しの練習でスルッと弾いてしまえる。嘘じゃない、ホントの話なんです。

 

逆にリズムに苦労する方には、こんな特徴があります。

1.イーブンとシャッフルのリズムを聴いて、違いを理解できない。違いがわからない。

2.イーブンとシャッフルのリズムの違いは聞き分けられるが、弾くことはできない。

 

1.のタイプに当てはまる方は、「聴く力」をまず鍛えることをおすすめします。

楽器を持つ前に、いろんな曲を聴いて、耳からリズムをとらえて、手や足を動かすことからはじめてみましょう。意識的に曲を聴くことがポイントです。

 

2.のタイプに当てはまる方は、体で感じたリズムを上手く右手でストロークできない「運動神経」の問題です。
ストロークする右手をコントロールするには、リズムを声に出して歌ってみることです。

歌えるリズムなら必ず弾けるようになります。

声に出したリズムに合わせて弾く練習をしてみましょう。声に合わせて弾くことで、アップストロークとダウンストロークに遅れやズレている部分などの気づきがきっとあると思います。

 

ソロ演奏の場合でも、リズムが難しくて弾けないなと思ったら、まずしっかり聴くこと。そして声に出してリズムを歌ってみる。ゆっくりテンポで良いので歌ったリズムに合わせて弾く練習をしてみる。
このように段階的に練習をしていくのが効果的です。しっかり慌てずにリズムを身につけてみてくださいね。