名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
新しいウクレレを買ったら、今までのケースに入らない!
ウクレレケースを新調するならこれをチェックしてね😉
ケースを購入する前に必ずチェックして!
ウクレレを購入したら必要となるウクレレケース。
ウクレレケースは楽器を保護する役割もあるので必需品です。決してトートバックに直接ウクレレを入れて持ち歩いたりしないでね!楽器の破損原因になってしまいます。
でも、ウクレレケースのは種類、素材がたくさんあってどれを購入しようか迷っている方も多いのではないでしょうか?
まず、チェックしなくてはいけないことはこれ!
ウクレレのサイズを確認する
ソプラノ、コンサート、テナー、バリトン種類によって楽器サイズそのものが違います。さらに、楽器メーカーによってボディの厚みが違うので注意が必要です。
ペグの形状も確認しましょう。ギターのようにヘッドの横に出ているギアペグの場合は、ヘッド部分の幅が大きくなります。また、ヘッドの後ろに付いているストレートペグの場合は、ヘッド部分の厚み大きくなります。
ウクレレのサイズを確認しないでケースを買ってしまうと、ケースにヘッドが入らなかったり、ケースの蓋が閉められないということが起こってしまいます。
まずはウクレレのサイズを測ってから、ケースの内寸に収まるか確認しましょう。
ケースの種類で強度が違う
ケースの種類は大きく分けて3種類あります。
- ハードケース
- セミハードケース
- ソフトケース
ハードケース
出典:日本娯楽
一番衝撃に強いケース。大切な楽器を保管するには最も優れてます。飛行機で海外へ持ってく時は絶対ハードケースの強度が必要。鍵がかけられるタイプもあるので楽器が守られて安心です。
だた、重い。頻繁に持ち運ぶには重いと感じる方もいると思います。ケース重量を確認して購入するのをおすすめします。
素材:グラスファイバー、ABS樹脂など
セミハードケース
出典:日本娯楽
ハードケースほどの強度はありませんが、ケース内部に衝撃を吸収するクッションパッドが入っていて、外側がナイロン生地でできているケースです。多少の衝撃は吸収してくれるし、ハードケースより軽量。持ち運びがしやすいケースです。
ナイロン生地で雨に濡れるのが心配な方は、撥水加工されているものを選んでください。
素材:ナイロン、ポリエステルなど
ソフトケース
出典:日本娯楽
帆布やナイロンなどの生地で中に緩衝材を入れて作られたケースです。強度は弱いですが、とても軽い。カラフルな色や柄などでお好みケースを見つけるのが楽しくなるほど種類が多いのが嬉しい。低価格なのも嬉しいポイント。
強度が弱いので、満員電車などの移動は十分に気をつけた方がいいと思います。ナイロン生地で雨に濡れるのが心配な方は、撥水加工されているものを選んでください。
素材:帆布、ナイロンなど
持ち運ぶなら持ち手部分に注目
ケースには持ち運ぶ時のために持ち手が付いています。持ち手が持ちやすい形状のプラスチックのものや、ナイロンテープのような柔らかい素材のものもあります。
持ち運びが楽になるショルダータイプやリュックタイプもあり、ケースによって機能が様々です。
持ち運ぶシュチュエーションに合わせて、一番持ちやすいケースを選ぶのは大切なポイントです!
ポケットは付いてる?
ウクレレの必需品であるチューナーやクロス、レッスンに行くときには楽譜も持っていきます。そんな小物たちが入るポケットが付いているかもチェックポイント。
1〜2つポケットが付いていれば、ウクレレの小物アクセサリーが収納できるので、いつでも忘れ物なくウクレレとお出かけできるようになります。
好みのケースにアレンジだって出来る!
どのケースにも自分の好みに合わせて、キーホルダーやマスコットをぶら下げることが出来ます。同じケースの人がいても、自分のケースだとすぐわかるメリットもあります。
セミハードケースやソフトケースなら、缶バッチやピンバッチでアレンジすることも出来ます。
コットン生地のソフトケースなら、布用ボンドでお好みにデコって個性的な自分だけのウクレレケースを作ることが出来ます。
ウクレレケースで自分らしさを楽しむのも良いですよね!
ウクレレをお手入れしよう! 基本のメンテナンス
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
年末の大掃除の季節ですね。
実は楽器もメンテナンスが必要!
また来年も良い音を出してもらうためにキレイにしてあげましょうね。
メンテナンスの基本
ウクレレを買ってから「特に何もしてない」という、嘘みたいな話が実はとても多いんです。そもそもお手入れって必要だと全く思っていない方もいるほど。
でも、ウクレレで良い演奏したいならお手入れはやっておくべき!
弾きにくくなったり、音色が悪くなったり、最悪の場合は修理に出す場合も。基本のお手入れを知っておきましょう!
普段のお手入れは簡単
日々の演奏後のお手入れは、楽器用のクロスで乾拭きするだけで大丈夫。ケースにしまう前にボディやネックを優しく拭いてあげましょう。
一見はそんなに汚れているように見えないウクレレでも、手汗やホコリがどんどん蓄積されているんです。
ここでタオルやハンカチで拭くのはNG。
汚れが落ちにくいのと、楽器に傷が付くことがあるので、楽器用のクロスを用意しましょう。
たまにはしっかりしたお手入れを
たまにはスペシャルなメンテナンスをしてあげましょう
オイルやポリッシュを使ってお手入れをしてあげると、楽器は綺麗になるだけでなく、木材の状態も良くなります。
弦交換のタイミングなら、弦を外してしまうので、指板のお手入れがとてもやりやすいです。逆に言えば弦交換のタイミングに必ずオイルを使うお手入れを取り入れてあげると綺麗を保てますよね。
ウクレレ弦の交換方法はこちらから
オイルとポリッシュは使用目的が違うので、使い分けましょう。
オイルを使う
指板に潤いをあたえ、ヒビ割れを防ぎます。指板をきれいにするために使用します。
指板オイル(2~3滴程度)をクロスにつけて(2~3滴程度)指板を拭きます。指板全体を拭いた後、フレットごとに1本ずつ丁寧に磨いていきましょう。
※ フレットは汚れがたまりやすくので、こびりついた汚れが落ちるように念入りに磨きます。
ポリッシュを使う
普段のお手入れでは落ちない、しつこい汚れを落とします。ポリッシュを使うことでツヤが出ます。
クロスにポリッシュ(2~3滴程度)をつけます。ポリッシュのしみ込んだクロスでボディやヘッドまで、まんべんなく拭きあげましょう。
お手入れしている時は、フレットやブリッジなどをしっかり見る機会になります。異常がないか点検の意味もあるので、割れや破損がないかチェックしてあげましょうね
乾燥に注意して環境を整える
季節によって湿度が変化する日本では楽器の湿度調整も大切なメンテナンスの要素です。
演奏後にケースに入れるなら、調湿剤も入れておくと安心です。壁に掛けたりスタンドに置いたりしているのなら、室温と湿度はチェックしてあげましょう。
楽器に適切な湿度はこちら
大丈夫?!楽器の湿度管理木は湿度によって「膨張と収縮」をします。 |
大切なMYウクレレをイキイキとさせるメンテナンス。
ぜひ、やってみてくださいね!
【しっかり選びたい!】自分好みのウクレレの選び方
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ウクレレは楽器である
ウクレレを購入する時にやっぱり気になるのが、予算ですよね。
楽器屋さんを見てみると、安いものなら3,000円程度で買えてしまうウクレレも存在します。
こんなに安いならすく買えちゃうって思ってしまうあなた…ちょっと待ったぁー!
安いウクレレには落とし穴があります。
それはチューニングです。チューニングが合わない、要するに音痴なウクレレかもしれません。チューニングが合わないと楽器として成立しません。ウクレレの形をしたおもちゃです。
以前、ネットでポチったウクレレを体験レッスンで持ってきた方が、フレットの仕上げが悪くて、弾くたびに「痛い…」と、指に擦り傷を作っていたことがありましたね。
しかも、音もビビっていて、ちょっと気の毒でした。
一番大切なことは正しいピッチ(音程)
ウクレレ選びで最初に確認しなくてはいけないのは、『ピッチがしっかりしているウクレレ』ということです。
楽器演奏をするためにウクレレを買うには、安すぎると大失敗します。とは言え、最近ではお手頃価格で良いウクレレも出てきました。
10,000~20,000円程度でピッチの良いウクレレが手に入ります。お手軽に購入できるのでファーストウクレレにはオススメです。
おすすめはKIWAYA、aNueNue
合板と単板の違い
お手頃価格のウクレレの秘密は、ボディの木材にあります。
ウクレレのボディに使われる木材には「単板=一枚板」と「合板=ベニヤ板」があります。
合板は製造コストが下がり価格を抑えることが出来ます。そして木材を重ね合わせ作っているので強度が高く、テンションの高い弦を使っても耐えうる丈夫なウクレレになるのがメリットです。初心者にとってはとても嬉しい特長ですね。
合板
合板は製造コストが下がり、価格を抑えることが出来ます。そして木材を重ね合わせ作っているので強度が高く、テンションの高い弦を使っても耐えうる丈夫なウクレレになるのがメリットです。 木材の張り合わせに接着剤を使用するため、振動を伝える力は弱まります。
単板
合板のように張り合わせ加工を行っていない、一枚の木材(一枚板)を使用します。当然、一枚の木材から楽器を制作するので製造コストは上がります。一枚の木材で振動をを伝えるので楽器としての鳴りが良くなるのが最大の特長です。 合板に比べると耐久性が低いデメリットがあり、弾きやすいとされている流行りの薄レレ(ボディの薄い抱えやすいウクレレ)などは特に耐久性には注意が必要です。※木材の種類で異なります。
楽器屋さんでたくさん並んでいるウクレレやギターを見て、ずいぶん価格に幅があるなぁと思ったことがあると思います。
この「単板」と「合板」の違いで価格差が出てくるんです。
ウクレレの形
写真は、可愛らしいパイナップルタイプ。
一般的なウクレレはくびれのあるボディ(ひょうたん型)のスタンダードタイプ。
ウクレレは抱えて弾くので、演奏は形に影響されることはほとんどありません。どちらを選ぶかは好みです。
ウクレレの種類
ウクレレは4種類あります。これはボディの大きさで分類されています。
ボディが小さい順から、ソプラノ(スタンダード)→ コンサート → テナー → バリトン
ボディが大きいほど音量が出ます。しっかりした音量・音の深みはボディの大きさが関係しています。
一般的で誰もがウクレレと想像するのがソプラノ(スタンダード)です。とても可愛らしい音色です。初心者にはとても扱いやすいのがソプラノです。
ソロウクレレを弾く方はコンサートやテナーを選ぶ方が多くなります。ネックが長いのでメロディが弾きやすく、しっかりした音量で演奏することが出来ます。
ウクレレで一番大きいボディなのがバリトンです。他の3種類とはチューニングが違います。ギターと同じチューニングになるので、ウクレレとは違う印象で小さなギターのような感じです。
最近ではソプラノとコンサートの良いところ合わせた、ソプラノロングネックというのもあります。メロディやハイポジションコードも弾きやすい優秀なウクレレです。
音色選びは木材が決め手
ウクレレは木材で出来ています。当然ですが、その木材によって音質や見た目が大きく変わります。
単板のウクレレを買うなら、木材にはこだわって選びたいですね。
コア
なんと言ってもウクレレはハワイアンコア材を使っているものが人気。
色は薄褐色~赤褐色で光沢感がある。ウクレレらしいカラッとしていてコロンコロンとした明るい音色が特長。
伴奏をメインとするハワイアンを演奏したいなら、コード弾きに適しているハワイアンコアがオススメ。
マホガニー
ウクレレだけでなくギターやベースに多く使われているマホガニー。
色は赤褐色で見た目に派手さはない。丸みのある柔らかな音色でとても伸びやか。
どんなジャンルも弾ける優等生木材。ホンジュラス産マホガニーはとても高価なので今ではアフリカンマホガニーも多く使われている。
マンゴー
淡黄色で見た目は可愛らしい色合い。柔らかい材質なので丸く甘い音色が特長。
より柔らかく落ち着いた音色を求めるならマンゴーはオススメ。
メイプル
淡褐色で木目が美しい。硬い木材なので音の立ち上がりが早く、音の響きが良い。
高音がはっきりしている歯切れの良い音色が特長。色付けされているウクレレもあり、とても可愛い。
スプルース
白~淡黄色で楽器ではトップ(表板)に使用され、他の木材と組み合わせることでバランスの良い楽器に仕上げられる。
強度のある木材で粒立ちが良く、はっきりとした音色が特長。
ウクレレ選びのポイントは、やっぱり音色と見た目。 自分の好きな音色のウクレレなら弾いていてとても気持ちが良いです。
音色の違いを聴いてみよう
異なる木材で制作したNaturel ukulele(ナチュレウクレレ)3本で、音色の違いを確かめてみました。
コア
ウクレレで一番人気があるのがハワイアンコア材です。コロンとした明るい音色はハワイアンの伴奏に適しています。
マホガニー
ギターやベースにも使われている木材です。丸みがある柔らかい音色でサスティーンも良く、ジャズなどの演奏にも適しています。
マンゴー
独特の木目を持つ材です。柔らかな材質なので丸く甘い音色で落ち着いた印象。ジャンルを問わず演奏できます。
好きな音は人それぞれです。自分の演奏に欲しい音はどんな音なのか?それを考えて楽器選びはしたいですね♪
良い楽器は耳が疲れない
ほとんどの方は、初めてのウクレレはお手頃な価格のものを購入することが多いのですが、演奏する曲が増えてきて、だんだんとより豊かな音のウクレレや自分好みの音色のウクレレが欲しくなってきます。
もちろんお好みの見た目というのも大事です。 自分の弾きたい曲に求めている音色はどのようなものなのか、それを基準に心地よい音色のウクレレを探しましょう。
セカンドウクレレを検討しているのなら、ファーストウクレレとは違うサイズにするのがオススメ。 ファーストウクレレはソプラノかソプラノロングネックという方がほとんどではないかと思います。
セカンドウクレレはいろんな曲にチャレンジしていく事を考慮して、操作性の高い一つ大きなサイズにしてみるのをオススメします。
小さくて可愛いイメージのウクレレより、コンサートやテナーは大きなサイズですが、最近は人気があるので女性でもテナーサイズのウクレレを弾く方もたくさんいらっしゃいます。
最近、新しくウクレレを購入した生徒さんが、練習する時間がすごく増えたと言っていました。
これは新しいものを手に入れた喜びからではなく、本当に練習時間が伸びるんです。
心地よい音、良い楽器というのは、全くストレスを感じず弾いていられます。耳が疲れないということなんです。
だから自然と練習する時間も増えてくるんです。
正しいピッチの楽器を持つことは当たり前のことですが、音色、響き、レスポンス、などなど良い楽器を持つことも上達の一つの要素になるんです。
良い楽器に見合った腕前になりたいという心理要素もプラスさせるでしょうしね。
ただ、良い楽器は値段に比例します。お財布との相談も必要ですね😅
【ウクレレ弦交換】一度やってみれば簡単!
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
最近、ウクレレ弦についてたくさん質問されます。
ちなみに、先生は1〜2ヶ月くらいで弦交換をしてるんですよ。
今回はウクレレの弦交換について説明します!
ウクレレの弦の交換時期は?
「ウクレレの弦の交換時期はいつですか?」と、よく質問されます。
ウクレレの個体差や弾く頻度が人によって違うので、明確に何ヶ月で替えましょうと言うことができません。
3ヶ月〜半年くらいで交換している方が多いように思います。
交換時期の目安とはどういう状態なのかを知ることで、適切に弦を交換できるようになります。
1. ウクレレの音色を変えたい時
ウクレレは、そのウクレレ制作で使用した"材木"と"ウクレレ弦"との組み合わせで音色が変わります。
自分の好みの音色を探すために、いろんな弦を試してみるのが良いでしょう。
もし、弾いていて音色がしっくりこないなぁと感じるなら、思い切って今の張っている弦とは違う弦を試してみてください。
2. チューニングが合いにくくなってきた時
弦が劣化してくると、だんだんチューニングが合いにくくなります。
チューニングメーターを使ってピタッとチューニングが合わず、何回もペグを巻いたり緩めたりを繰り返すようになったら、それは弦が劣化しているので弦交換をしましょう。
3. 弦の裏側がボコボコしてきた時
ネックと弦の裏側に指を差し込んで弦をなぞるように触ってみた時に、ボコボコした手触りになっていたら、弦のフレットに当たる部分に溝ができてしまっているということです。
この手触りになったら弦交換をしましょう。
4. 弦が毛羽立ちが目立ってきた時
弾いていると、弦(フロロカーボン)が少しずつ毛羽立ってきます。その毛羽立ちが大きくなってきたら、それは劣化の合図です。音の伸びも衰えてくるので、そろそろ張り替え時期だと考えておきましょう。
5. 弦が切れてしまった時
弦の劣化に気付かずに弾き続けた時や、張りの強い(テンションの高い)仕様のウクレレを使っている場合は、弦が切れてしまうことがあります。
当然、弦が切れたら弾けないので即弦交換です。こんな時のためにも予備の弦を用意しておくと安心です。
ウクレレ弦を選ぶ
ウクレレの材木と弦の素材と色の組み合わせで、ウクレレの音色が変わってきます。
自分が欲しいと思う音色を手に入れるために、この3つの組み合わせをいろいろ試してみるのがオススメです。
もちろん弾き心地も重要ですので、弦の張りの強さも考慮する必要があります。
素材を選ぶ
ナイロン弦
柔らかい一般的な弦です。サスティーン(音の伸び)が少なく、ウクレレらしいポロンポロンとした音がします。クリア・ブラックの色の違いで音色が少し変わります。
熱や湿度の影響を受けやすく、チューニングの狂いや劣化が起こりやすいので注意しましょう。
フロロカーボン弦
釣り糸と同じ素材の弦で、ナイロン弦よりも硬く伸びにくいので、細めで押さえやすい。
サスティーンが良く、伸びやかな高音が特徴。全体的にパリッとした音が出ます。
クリア・ブラック・褐色などの種類があり、クリアは明るくすっきりとした音色で、色付きの弦の方が太く艶のある音色が多い傾向です。
ナイルガット弦
クラッシックギターなどに使われていた羊などの腸から作られたガット弦に近い音が出るように人工的作られたのがナイルガット弦です。
ガット弦の温度変化に弱い弱点を克服したナイルガット弦は温度変化に強く、しっかりとした音量が出ます。中低音もよく響きます。
ポリガット弦
「Matin」がナイルガット弦で有名な「Aquila社」と共同開発したグラファイト・グレイ・ポリガット弦。
フロロカーボン弦と比較して金属的な音が抑えられていて、ウクレレらしい自然な音と共にまずまずのサスティーンがあります。サラサラしたマットな質感の手触りが特徴です。
色を選ぶ
クリア
傾向:まっすぐな澄んだ音
ブラック
傾向:低音の響きが良くメリハリがある音
褐色
傾向:太い甘めの音
太さ(ゲージ)・テンションを確認する
初心者の方はテンション(張り)低めの細い柔らかい弦の方が押さえやすく安心して演奏が出来ます。
細い弦は高音の響きが良いのが特徴。太い弦は十分な音量が出るので演奏に迫力がでます。
確認するポイントは、ウクレレのブリッジとナットの溝に弦が入るかどうか。
ウクレレを購入した時に張られていたデフォルト弦が細い仕様になっていると太い弦は入らないこともあります。
リペアにお願いすると溝の調整はしてもらえますが、デフォルト弦のゲージと違う弦を試したい時は注意してくださいね。
弦を交換してみよう!
ブリッジの形状を確認する
まず、ウクレレのブリッジの形状を見てみましょう。
いろんなタイプがあり、弦を引っ掛けるタイプ、弦を結ぶタイプ、ブリッジピンタイプ、などブリッジの形状で弦を止める処理や弦の通し方が異なります。
《引っ掛けるタイプ》
《結ぶタイプ》
《ブリッジピンタイプ》
弦を外す
古い弦を外します。ペグを回して弦をだるんだるんになるまで緩めます。
手でペグに巻き付いている弦を外し、次にブリッジから弦を外します。
初めて弦交換をする方は、古い弦が『弦の張り方のお手本』になるので、1本ずつ外して交換を繰り返す方が良いと思います。
ボディ・指板を掃除する
弦を外した時にしか指板をしっかりお掃除するタイミングが無いので、クロスやオイルを使って手垢などの汚れをキレイにしておきましょう。
弦の順番を確認する
ウクレレを正面に置いて右から1弦、2弦、3弦、4弦で、それぞれゲージ(太さ)が違います。
弦のパッケージに弦番号が記載されているので間違えないように確認します。
玉結びをつくる
ブリッジに弦を引っ掛けるための玉結び(8の字結び)を作ります。※引っ掛けるタイプのブリッジの場合
わかりやすいように、太いコードで8の字結びを作ってみました⇩
玉結びの始末に余った弦をニッパーでカットします。
弦を取り付ける
作った玉止めをブリッジに引っ掛けます(通すタイプもあり)※今、何弦を張っているか確認しながら行います。
次にペグに弦を巻きつけます。ペグに巻く時のポイントは2つ。
1. ペグの内側から外に向かって巻き付ける。
2. ヘッド側に向かって下へ巻き付けていく。
弦を巻く
ペグを回して、弦に張り(テンション)を与えます。
しっかり張りが出ている状態で、ペグに3周程度巻き付いているのが良い状態です。
チューニングをする
チューニングをします。チューニングメーター(チューナー)を使うのが便利です。
1弦:A(ラ)
2弦:E(ミ)
3弦:C(ド)
4弦:G(ソ)
張り替えたばかりの新しい弦は少しずつ伸びていきます。1日1回のチューニングではダメ!
1曲弾く毎にしっかりチューニングをして、弦を安定させてあげましょう。
ウクレレは弦長が短く、チューニングが狂いやすい楽器です。日頃からマメにチューニングすることを癖つけるのは大切。
特に弦交換をした数日間はすぐに音程が下がるので、いつも以上にチューニングをこまめにしてあげましょう。
弦交換を覚えると、気軽にいろんな弦を試せますよ。
自分好みの音色を見つけ出してくださいね!
湿度をコントロールしよう!
名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。
梅雨真っ只中!出来てますか?湿度管理
梅雨のジメジメはとても不快ですね。楽器にとっても湿気が多い状態は良くないんです。
以前にも最適な湿度について書きましたが、>>> 大丈夫?!楽器の湿度管理
乾燥も多湿も楽器にとっっては大きな負荷がかかります。弦楽器であるギターやウクレレは木で製作されています。木は湿度によって「収縮と膨張」をします。これが楽器のコンディションに影響をあたえるんです。
今の梅雨時期は多湿になりがち。安定した湿度にするために簡単な方法があります。
ケースに入れて、安定した湿度を作ろう!
湿度管理には湿度調整剤が有効です。楽器ケースに入れておくだけで、ケース内は安定した湿度にコントロール出来ます。
もし、すでに湿度調整剤をお使いの方は使用期限がありますので、使用し始めてどれくらい経ったかを一度ご確認を!!
GID DRY CONDITION
3つの効果(調湿、消臭、防錆)で大切な楽器を守ります。高湿度時に吸湿、湿度が下がると放湿することにより、ケース内を楽器に最適な湿度50~60%に調湿します。
【標準使用量】中型弦楽器用保管ケースに1個
【使用期間】調湿効果約6ヶ月~1年
■ AQUA-爽やかな日差しを感じるアクア
■ FOREST-気持ちの安らぐフォレスト
商品ページ > GID DRY CONDITION
ORCAS DRY CONDITION UK
湿度調整剤 「DRY CONDITION UK」 高湿度時に吸湿、湿度が下がると放湿することにより、ケース内を楽器に最適な湿度50 ~ 60%に年間通して調湿します。
<特長>
■湿度が高くなると吸湿、低くなれば放湿を繰り返すことで、年間を通してケース内の調湿をします。
■未使用時に保管のできるファスナー付きパッケージ。
【内容量】約22g 【成分】シリカゲルB型 セルロース球
【標準使用量】ウクレレケースに1個
【使用期間】調湿効果約6ヶ月~1年
商品ページ > DRY CONDITION UK
繰り返し使える!音援団 調湿マット(ウクレレ用)
ウクレレに挟んでケースに入れておくだけで、ひび割れ予防、消臭に最適な調湿・消臭マットです。特殊製法のシリカクリンを採用することで、高湿度時には湿気を吸湿し、低湿度時には少しづつ水分を放出調湿の他にケース内の消臭や防カビにも役立ちます。天日に干すと機能が何度でも再生。吸湿センサーも付いています。
商品ページ > 音援団 調湿マット(ウクレレ用)
大切な楽器を守ってあげてくださいね!