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2023-07-13 13:00:00

【ウクレレ弦交換】一度やってみれば簡単!

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

まゆみくん
まゆみくん

最近、ウクレレ弦についてたくさん質問されます。
ちなみに、先生は1〜2ヶ月くらいで弦交換をしてるんですよ。
今回はウクレレの弦交換について説明します!

 

ウクレレの弦の交換時期は?

「ウクレレの弦の交換時期はいつですか?」と、よく質問されます。

ウクレレの個体差や弾く頻度が人によって違うので、明確に何ヶ月で替えましょうと言うことができません。
3ヶ月〜半年くらいで交換している方が多いように思います。

交換時期の目安とはどういう状態なのかを知ることで、適切に弦を交換できるようになります。

 

1. ウクレレの音色を変えたい時

ウクレレは、そのウクレレ制作で使用した"材木"と"ウクレレ弦"との組み合わせで音色が変わります。
自分の好みの音色を探すために、いろんな弦を試してみるのが良いでしょう。

もし、弾いていて音色がしっくりこないなぁと感じるなら、思い切って今の張っている弦とは違う弦を試してみてください。

 

2. チューニングが合いにくくなってきた時

弦が劣化してくると、だんだんチューニングが合いにくくなります

チューニングメーターを使ってピタッとチューニングが合わず、何回もペグを巻いたり緩めたりを繰り返すようになったら、それは弦が劣化しているので弦交換をしましょう。

 

3. 弦の裏側がボコボコしてきた時

ネックと弦の裏側に指を差し込んで弦をなぞるように触ってみた時に、ボコボコした手触りになっていたら、弦のフレットに当たる部分に溝ができてしまっているということです。
この手触りになったら弦交換をしましょう。

 

4. 弦が毛羽立ちが目立ってきた時

弾いていると、弦(フロロカーボン)が少しずつ毛羽立ってきます。その毛羽立ちが大きくなってきたら、それは劣化の合図です。音の伸びも衰えてくるので、そろそろ張り替え時期だと考えておきましょう。

 

5. 弦が切れてしまった時

弦の劣化に気付かずに弾き続けた時や、張りの強い(テンションの高い)仕様のウクレレを使っている場合は、弦が切れてしまうことがあります。

当然、弦が切れたら弾けないので即弦交換です。こんな時のためにも予備の弦を用意しておくと安心です。

 

 

ウクレレ弦交換をしよう

ウクレレ弦を選ぶ

ウクレレの材木と弦の素材と色の組み合わせで、ウクレレの音色が変わってきます。

自分が欲しいと思う音色を手に入れるために、この3つの組み合わせをいろいろ試してみるのがオススメです。

もちろん弾き心地も重要ですので、弦の張りの強さも考慮する必要があります。

 

素材を選ぶ

ナイロン弦

柔らかい一般的な弦です。サスティーン(音の伸び)が少なく、ウクレレらしいポロンポロンとした音がします。クリア・ブラックの色の違いで音色が少し変わります。

熱や湿度の影響を受けやすく、チューニングの狂いや劣化が起こりやすいので注意しましょう。

 

フロロカーボン弦

釣り糸と同じ素材の弦で、ナイロン弦よりも硬く伸びにくいので、細めで押さえやすい。

サスティーンが良く、伸びやかな高音が特徴。全体的にパリッとした音が出ます。

クリア・ブラック・褐色などの種類があり、クリアは明るくすっきりとした音色で、色付きの弦の方が太く艶のある音色が多い傾向です。

 

ナイルガット弦

クラッシックギターなどに使われていた羊などの腸から作られたガット弦に近い音が出るように人工的作られたのがナイルガット弦です。

ガット弦の温度変化に弱い弱点を克服したナイルガット弦は温度変化に強く、しっかりとした音量が出ます。中低音もよく響きます。

 

ポリガット弦

「Matin」がナイルガット弦で有名な「Aquila社」と共同開発したグラファイト・グレイ・ポリガット弦。

フロロカーボン弦と比較して金属的な音が抑えられていて、ウクレレらしい自然な音と共にまずまずのサスティーンがあります。サラサラしたマットな質感の手触りが特徴です。

 

色を選ぶ

クリア

傾向:まっすぐな澄んだ音

ブラック

傾向:低音の響きが良くメリハリがある音

褐色

傾向:太い甘めの音

 

太さ(ゲージ)・テンションを確認する

初心者の方はテンション(張り)低めの細い柔らかい弦の方が押さえやすく安心して演奏が出来ます。

細い弦は高音の響きが良いのが特徴。太い弦は十分な音量が出るので演奏に迫力がでます。

確認するポイントは、ウクレレのブリッジとナットの溝に弦が入るかどうか
ウクレレを購入した時に張られていたデフォルト弦が細い仕様になっていると太い弦は入らないこともあります。

リペアにお願いすると溝の調整はしてもらえますが、デフォルト弦のゲージと違う弦を試したい時は注意してくださいね。

 

 

弦を交換してみよう!

 

ブリッジの形状を確認する

まず、ウクレレのブリッジの形状を見てみましょう。

いろんなタイプがあり、弦を引っ掛けるタイプ、弦を結ぶタイプ、ブリッジピンタイプ、などブリッジの形状で弦を止める処理や弦の通し方が異なります。

《引っ掛けるタイプ》

ウクレレブリッジの種類

 

《結ぶタイプ》

ウクレレブリッジの種類

 

《ブリッジピンタイプ》

ウクレレブリッジの種類

 

弦を外す

古い弦を外します。ペグを回して弦をだるんだるんになるまで緩めます。

手でペグに巻き付いている弦を外し、次にブリッジから弦を外します。

初めて弦交換をする方は、古い弦が『弦の張り方のお手本』になるので、1本ずつ外して交換を繰り返す方が良いと思います。

 

ボディ・指板を掃除する

弦を外した時にしか指板をしっかりお掃除するタイミングが無いので、クロスやオイルを使って手垢などの汚れをキレイにしておきましょう。

 

弦の順番を確認する

ウクレレを正面に置いて右から1弦、2弦、3弦、4弦で、それぞれゲージ(太さ)が違います。

弦のパッケージに弦番号が記載されているので間違えないように確認します。

ウクレレ弦交換をしよう

 

玉結びをつくる

ブリッジに弦を引っ掛けるための玉結び(8の字結び)を作ります。※引っ掛けるタイプのブリッジの場合

わかりやすいように、太いコードで8の字結びを作ってみました⇩

弦交換 8の字結び

玉結びの始末に余った弦をニッパーでカットします。

 

弦を取り付ける

作った玉止めをブリッジに引っ掛けます(通すタイプもあり)※今、何弦を張っているか確認しながら行います。

次にペグに弦を巻きつけます。ペグに巻く時のポイントは2つ。

 

1. ペグの内側から外に向かって巻き付ける。

ウクレレ弦交換をしよう

2. ヘッド側に向かって下へ巻き付けていく

ウクレレ弦交換をしよう

 

弦を巻く

ペグを回して、弦に張り(テンション)を与えます。

しっかり張りが出ている状態で、ペグに3周程度巻き付いているのが良い状態です。

 

チューニングをする

チューニングをします。チューニングメーター(チューナー)を使うのが便利です。

1弦:A(ラ)

2弦:E(ミ)

3弦:C(ド)

4弦:G(ソ)

張り替えたばかりの新しい弦は少しずつ伸びていきます。1日1回のチューニングではダメ!

1曲弾く毎にしっかりチューニングをして、弦を安定させてあげましょう。

ウクレレは弦長が短く、チューニングが狂いやすい楽器です。日頃からマメにチューニングすることを癖つけるのは大切

特に弦交換をした数日間はすぐに音程が下がるので、いつも以上にチューニングをこまめにしてあげましょう。

 

 

弦交換を覚えると、気軽にいろんな弦を試せますよ。

自分好みの音色を見つけ出してくださいね!

 

 

 

 

 


2023-06-13 15:00:00

湿度をコントロールしよう!

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

梅雨真っ只中!出来てますか?湿度管理

 

梅雨のジメジメはとても不快ですね。楽器にとっても湿気が多い状態は良くないんです。

以前にも最適な湿度について書きましたが、>>> 大丈夫?!楽器の湿度管理

乾燥も多湿も楽器にとっっては大きな負荷がかかります。弦楽器であるギターやウクレレは木で製作されています。木は湿度によって「収縮と膨張」をします。これが楽器のコンディションに影響をあたえるんです。

今の梅雨時期は多湿になりがち。安定した湿度にするために簡単な方法があります。

 

ケースに入れて、安定した湿度を作ろう!

湿度管理には湿度調整剤が有効です。楽器ケースに入れておくだけで、ケース内は安定した湿度にコントロール出来ます。

もし、すでに湿度調整剤をお使いの方は使用期限がありますので、使用し始めてどれくらい経ったかを一度ご確認を!!

 

 

GID DRY CONDITION

3つの効果(調湿、消臭、防錆)で大切な楽器を守ります。高湿度時に吸湿、湿度が下がると放湿することにより、ケース内を楽器に最適な湿度50~60%に調湿します。

【標準使用量】中型弦楽器用保管ケースに1個
【使用期間】調湿効果約6ヶ月~1年
■ AQUA-爽やかな日差しを感じるアクア
■ FOREST-気持ちの安らぐフォレスト

GID DRY CONDITION 湿度調整剤

商品ページ > GID DRY CONDITION

 

ORCAS DRY CONDITION UK

湿度調整剤 「DRY CONDITION UK」 高湿度時に吸湿、湿度が下がると放湿することにより、ケース内を楽器に最適な湿度50 ~ 60%に年間通して調湿します。

<特長>
■湿度が高くなると吸湿、低くなれば放湿を繰り返すことで、年間を通してケース内の調湿をします。
■未使用時に保管のできるファスナー付きパッケージ。
【内容量】約22g 【成分】シリカゲルB型 セルロース球
【標準使用量】ウクレレケースに1個
【使用期間】調湿効果約6ヶ月~1年

ORCAS DRY CONDITION UK

商品ページ > DRY CONDITION UK

 

繰り返し使える!音援団 調湿マット(ウクレレ用)

ウクレレに挟んでケースに入れておくだけで、ひび割れ予防、消臭に最適な調湿・消臭マットです。特殊製法のシリカクリンを採用することで、高湿度時には湿気を吸湿し、低湿度時には少しづつ水分を放出調湿の他にケース内の消臭や防カビにも役立ちます。天日に干すと機能が何度でも再生。吸湿センサーも付いています。

音援団 調湿マット ウクレレ用

商品ページ > 音援団 調湿マット(ウクレレ用)

 

 

大切な楽器を守ってあげてくださいね!

 

 

 


2022-06-24 13:00:00

ピックでウクレレを弾く方は必見!素材別ウクレレ音色の違い

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

ウクレレをピックで弾いてみる

ウクレレはピックでも弾ける

ピックでギターを弾くのはみなさんご存じかと思いますが、ウクレレもピックで弾くことが出来ます。

ウクレレは指で弾くのが一般的ですが、曲に合わせていろんなニュアンスで弾くために指で柔らかい音を出して弾いたり、爪を使ってハッキリとした音を出して弾いたり、出したい音に合わせて弾き方も変えて良いんです。

ハッキリとした音が出したいと思っても、仕事がら爪を伸ばすことができない方もいらっしゃいます。そんな時はピックで弾くという選択肢があります。

 

ピックの種類

ピックの形にはいろいろあって、つけ爪のように指先に装着するフィンガーピック・サムピックと、よく見かける三角形のピックがあります。どのピックでもウクレレに使えますが、親指に装着するサムピックを使っている方はよく見かけますね。

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■ サムピック

■ 三角形のピック(ティアドロップ型、トライアングル型、ジャズ型)

 

ピックの素材によって音が変わるのですが、ウクレレ用として販売されているピックは革製やフェルト製で、ギター用として販売されているセルロイドやナイロンとは素材と硬さが違います。音の違いは好みで選べば良いので、ギター用のピックでウクレレを弾くのももちろんありです。

ピックガードが付いていないウクレレには硬い素材のピックを使うとボディに傷が付きやすくなるので、注意は必要ですね。

 

ピックには厚さよって演奏性が変わってきたり、音の出るレスポンスが変わったり、音色ももちろん変わるので厚さ選びは重要です。

ピック選びは、形、素材、厚さの組み合わせで、一番好みだと思う音が出る物を選ぶと良いでしょう。

 

とは言え、いろいろ試すのもどれから始めればいいのかわからないかと思います。今回はウクレレを爪で弾いた時と同じようなニュアンスになりそうな素材のピックを集めて弾き比べをしてみたので、音色を聴いて参考にしてみてください。

  

エラストマー素材 

エラストマーは、強度と高耐久性、良反発弾性素材のため、擦り減りにくく、弦のはじきやすさは抜群です。高消音性により、ピッキングノイズを従来のピックとは比較にならないほど低減します。高耐衝撃性により、弦タッチ/あたりが丸く、なめらかでしっとりとした弾き心地を実現します。柔らかなニュアンスを得やすいためウクレレにもオススメです。

 

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➀ Ibanez Elastmer SOFT 2.2mm Triangle shape

 

エラストマーSOFT素材

丸いく太い音が出る。ピックの厚みがあるのでストロークコントロールは難しい。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/el4st22_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分

 

 

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② Ibanez Elastmer SOFT 1.2mm Teardrop shape

 

エラストマーSOFT素材

音の立ち上がりが良い。高音域がしっかりしている。ストロークのコントロールがしやすい。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/el14st12_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

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③ Ibanez Elastmer SOFT 1.0mm Short Teardrop shape

 

エラストマーSOFT素材

高音域がおさえめで、中音域が持ち上がった。ストロークのコントロールがしやすい。

弾き心地良い。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/el16st10s_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

ポリアセタール素材

ポリアセタールは特性は耐磨耗性に優れた素材で、自己潤滑性がある。最近ではリコーダーや木管楽器や金管楽器にも使用され、パーツとしての機能性が求められる部分に使用されることが多い。

 

IMG_2467.jpg
④ Ibanez Round Shape Pick 0.8mm Round shape

 

ポリアセタール

太い音だが➀より高音域が出る。ストロークのコントロールはまずまず。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/pa1m_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

ラバー素材 

弾性特性に優れたラバー製なのでピック弾きをしてもピッキングノイズがなくフィンガーピッキングのような暖かなトーン。クラシックギターやウクレレをはじめ、フィンガーピッキングのニュアンスが欲しいピック弾きのベーシストにもオススメです。

 

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⑤ Wedgie Rubbers 5.0mm Soft

 

ラバー製

厚みがあるので高音域が出ないと思いきや高音域が出る。

音の立ち上がりはゆっくりめなので、バラードとかは良いかも。

厚みがあるのでストロークのコントロールは難しい。

 

http://www.tmc-liveline.co.jp/wedgie/top.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

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⑥ Wedgie Rubbers 5.0mm Hard

 

ラバー製

⑤よりさらに高音域が出る。音の立ち上がりはまずまず。

厚みがあるのでストロークのコントロールは難しい。

 

http://www.tmc-liveline.co.jp/wedgie/top.html

 6.jpg

 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

ナイロン製

摩耗に強い素材。柔らかく、弦の当たりが滑らか。アタック感が弱く、マイルドな丸い音が出る。

 

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⑦ Jim dunlop Jazz I Nylon Pick

 

ナイロン

成形された触覚グリップ表面と、より厳密に制御するための小さなプロファイルを備え、

厚くて暖かいトーンのための丸みを帯びた先端を備えています。(メーカーホームページより)

太い音は出ないが、音のバランスが良い。ストロークのコントロールはしやすい。

 

https://www.jimdunlop.com/jazz-i-nylon-pick/

 7.jpg 

 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

実際に弾くとこんなに音が違います

 

 

自分に合ったピックを見つけて、曲のイメージや演奏したいスタイルでいろんな弾き方を楽しむの良いのではないでしょうか。

自分好みのサウンドが見つかるといいですね!

 

 

 

 


2021-06-03 15:00:00

弾いていてひたすら気持ち良い癒しの音とは

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

癒しのウクレレシリーズ 小川編

 

この動画では 左手は人差し指と小指しか使っていません。でも、とても美しく豊かな響きが生まれています。何故でしょう?

弾いているだけで楽しくなるコードパターンですが、少しだけ論理的に考えてみましょう。

 

美しい響き6度の音程

まず音程とはそもそも何なんでしょう?音程とは、2つの音の隔たりとか、距離ということです。図1を見てください。

ドの音からミの音までは音の高さの違いがありますね。この高さの違いを距離として考えます。

そしてこの距離を表す単位を「度」と言います。ドの音からソの音までの距離を「完全5度」と言います。図2

 

動画では 6度という音程の美しい響きが使われています。

コードの押さえ方はこんな感じです。図3

とりあえず弾いてみて下さい。左手の指使いは、2弦が人差し指、1弦が小指です。

 

いかがですか? なんか気持ち良くないですか?この2弦の音と1弦の音との距離が6度なんです。(実際は長6度と短6度ですがそこら辺の説明はまた別の機会に)

形が覚えられたら、是非動画と合わせて弾いてみてください。

図3 ① - ② - ③ - ① の順にコードを弾いています。ウクレレの良さを存分に味わって頂けると思います。

さて、なぜこんなに心地良い響きなのか?

 

次回は 3弦の音について説明させて頂きますね。

 >>> 違いがわかる!押さえ方で変わるコードの響き

 

 


2021-06-03 12:00:00

違いがわかる!押さえ方で変わるコードの響き

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

前回までのおさらい

動画 >>> 癒しのウクレレシリーズ 小川編

前回は6度の響きについて説明しましたね。

 >>> 弾いていてひたすら気持ちい良い癒しの音とは

今回は3弦の音について解説していきます。

 

ベース音としての3弦 ドの音

動画のコード進行 図3は、簡単に言えば C - D - F - Cの繰り返しです。でも普段皆さんが使われる押さえとは少し違います。こちらがよくご存知のコードですね。図4

シンプルなコード進行も押さえ方が変わると劇的に響きが変わります。

 

では、前回説明した押さえ 図3を弾きながら、3弦の音を聴いてみてください。ずっとドの音が鳴っていますね。

このドの音が3つのコードで1番低い音として鳴っています。つまりベース音ということになります。

ベース音とは、バンドなどで考えるとベーシストが出してる低い音です。なんと、オンコードなるものを知らない間に弾いてしまっていたんです。ex.5

C - D/C - F/C - C というコード進行です。(D/Cはディーオンシーと読みます)

コード進行が変わっても、3弦のドの音はずっと鳴っているわけです。

3弦のドの音もこのコード進行に、大きな影響を与えているわけですね。

奥が深いです。

 

次回は4弦の音について説明をさせて頂きますね。

 >>> High Gならでは!ウクレレらしい音作り

 

 


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