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2022-06-24 13:00:00

ピックでウクレレを弾く方は必見!素材別ウクレレ音色の違い

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

ウクレレをピックで弾いてみる

ウクレレはピックでも弾ける

ピックでギターを弾くのはみなさんご存じかと思いますが、ウクレレもピックで弾くことが出来ます。

ウクレレは指で弾くのが一般的ですが、曲に合わせていろんなニュアンスで弾くために指で柔らかい音を出して弾いたり、爪を使ってハッキリとした音を出して弾いたり、出したい音に合わせて弾き方も変えて良いんです。

ハッキリとした音が出したいと思っても、仕事がら爪を伸ばすことができない方もいらっしゃいます。そんな時はピックで弾くという選択肢があります。

 

ピックの種類

ピックの形にはいろいろあって、つけ爪のように指先に装着するフィンガーピック・サムピックと、よく見かける三角形のピックがあります。どのピックでもウクレレに使えますが、親指に装着するサムピックを使っている方はよく見かけますね。

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■ サムピック

■ 三角形のピック(ティアドロップ型、トライアングル型、ジャズ型)

 

ピックの素材によって音が変わるのですが、ウクレレ用として販売されているピックは革製やフェルト製で、ギター用として販売されているセルロイドやナイロンとは素材と硬さが違います。音の違いは好みで選べば良いので、ギター用のピックでウクレレを弾くのももちろんありです。

ピックガードが付いていないウクレレには硬い素材のピックを使うとボディに傷が付きやすくなるので、注意は必要ですね。

 

ピックには厚さよって演奏性が変わってきたり、音の出るレスポンスが変わったり、音色ももちろん変わるので厚さ選びは重要です。

ピック選びは、形、素材、厚さの組み合わせで、一番好みだと思う音が出る物を選ぶと良いでしょう。

 

とは言え、いろいろ試すのもどれから始めればいいのかわからないかと思います。今回はウクレレを爪で弾いた時と同じようなニュアンスになりそうな素材のピックを集めて弾き比べをしてみたので、音色を聴いて参考にしてみてください。

  

エラストマー素材 

エラストマーは、強度と高耐久性、良反発弾性素材のため、擦り減りにくく、弦のはじきやすさは抜群です。高消音性により、ピッキングノイズを従来のピックとは比較にならないほど低減します。高耐衝撃性により、弦タッチ/あたりが丸く、なめらかでしっとりとした弾き心地を実現します。柔らかなニュアンスを得やすいためウクレレにもオススメです。

 

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➀ Ibanez Elastmer SOFT 2.2mm Triangle shape

 

エラストマーSOFT素材

丸いく太い音が出る。ピックの厚みがあるのでストロークコントロールは難しい。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/el4st22_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分

 

 

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② Ibanez Elastmer SOFT 1.2mm Teardrop shape

 

エラストマーSOFT素材

音の立ち上がりが良い。高音域がしっかりしている。ストロークのコントロールがしやすい。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/el14st12_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

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③ Ibanez Elastmer SOFT 1.0mm Short Teardrop shape

 

エラストマーSOFT素材

高音域がおさえめで、中音域が持ち上がった。ストロークのコントロールがしやすい。

弾き心地良い。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/el16st10s_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

ポリアセタール素材

ポリアセタールは特性は耐磨耗性に優れた素材で、自己潤滑性がある。最近ではリコーダーや木管楽器や金管楽器にも使用され、パーツとしての機能性が求められる部分に使用されることが多い。

 

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④ Ibanez Round Shape Pick 0.8mm Round shape

 

ポリアセタール

太い音だが➀より高音域が出る。ストロークのコントロールはまずまず。

 

https://www.ibanez.com/jp/products/detail/pa1m_01.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

ラバー素材 

弾性特性に優れたラバー製なのでピック弾きをしてもピッキングノイズがなくフィンガーピッキングのような暖かなトーン。クラシックギターやウクレレをはじめ、フィンガーピッキングのニュアンスが欲しいピック弾きのベーシストにもオススメです。

 

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⑤ Wedgie Rubbers 5.0mm Soft

 

ラバー製

厚みがあるので高音域が出ないと思いきや高音域が出る。

音の立ち上がりはゆっくりめなので、バラードとかは良いかも。

厚みがあるのでストロークのコントロールは難しい。

 

http://www.tmc-liveline.co.jp/wedgie/top.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

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⑥ Wedgie Rubbers 5.0mm Hard

 

ラバー製

⑤よりさらに高音域が出る。音の立ち上がりはまずまず。

厚みがあるのでストロークのコントロールは難しい。

 

http://www.tmc-liveline.co.jp/wedgie/top.html

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

 

ナイロン製

摩耗に強い素材。柔らかく、弦の当たりが滑らか。アタック感が弱く、マイルドな丸い音が出る。

 

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⑦ Jim dunlop Jazz I Nylon Pick

 

ナイロン

成形された触覚グリップ表面と、より厳密に制御するための小さなプロファイルを備え、

厚くて暖かいトーンのための丸みを帯びた先端を備えています。(メーカーホームページより)

太い音は出ないが、音のバランスが良い。ストロークのコントロールはしやすい。

 

https://www.jimdunlop.com/jazz-i-nylon-pick/

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 ※単音Cを弾いた時の成分 

 

実際に弾くとこんなに音が違います

 

 

自分に合ったピックを見つけて、曲のイメージや演奏したいスタイルでいろんな弾き方を楽しむの良いのではないでしょうか。

自分好みのサウンドが見つかるといいですね!

 

 

 

 


2021-06-03 15:00:00

弾いていてひたすら気持ち良い癒しの音とは

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癒しのウクレレシリーズ 小川編

 

この動画では 左手は人差し指と小指しか使っていません。でも、とても美しく豊かな響きが生まれています。何故でしょう?

弾いているだけで楽しくなるコードパターンですが、少しだけ論理的に考えてみましょう。

 

美しい響き6度の音程

まず音程とはそもそも何なんでしょう?音程とは、2つの音の隔たりとか、距離ということです。図1を見てください。

ドの音からミの音までは音の高さの違いがありますね。この高さの違いを距離として考えます。

そしてこの距離を表す単位を「度」と言います。ドの音からソの音までの距離を「完全5度」と言います。図2

 

動画では 6度という音程の美しい響きが使われています。

コードの押さえ方はこんな感じです。図3

とりあえず弾いてみて下さい。左手の指使いは、2弦が人差し指、1弦が小指です。

 

いかがですか? なんか気持ち良くないですか?この2弦の音と1弦の音との距離が6度なんです。(実際は長6度と短6度ですがそこら辺の説明はまた別の機会に)

形が覚えられたら、是非動画と合わせて弾いてみてください。

図3 ① - ② - ③ - ① の順にコードを弾いています。ウクレレの良さを存分に味わって頂けると思います。

さて、なぜこんなに心地良い響きなのか?

 

次回は 3弦の音について説明させて頂きますね。

 >>> 違いがわかる!押さえ方で変わるコードの響き

 

 


2021-06-03 12:00:00

違いがわかる!押さえ方で変わるコードの響き

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前回までのおさらい

動画 >>> 癒しのウクレレシリーズ 小川編

前回は6度の響きについて説明しましたね。

 >>> 弾いていてひたすら気持ちい良い癒しの音とは

今回は3弦の音について解説していきます。

 

ベース音としての3弦 ドの音

動画のコード進行 図3は、簡単に言えば C - D - F - Cの繰り返しです。でも普段皆さんが使われる押さえとは少し違います。こちらがよくご存知のコードですね。図4

シンプルなコード進行も押さえ方が変わると劇的に響きが変わります。

 

では、前回説明した押さえ 図3を弾きながら、3弦の音を聴いてみてください。ずっとドの音が鳴っていますね。

このドの音が3つのコードで1番低い音として鳴っています。つまりベース音ということになります。

ベース音とは、バンドなどで考えるとベーシストが出してる低い音です。なんと、オンコードなるものを知らない間に弾いてしまっていたんです。ex.5

C - D/C - F/C - C というコード進行です。(D/Cはディーオンシーと読みます)

コード進行が変わっても、3弦のドの音はずっと鳴っているわけです。

3弦のドの音もこのコード進行に、大きな影響を与えているわけですね。

奥が深いです。

 

次回は4弦の音について説明をさせて頂きますね。

 >>> High Gならでは!ウクレレらしい音作り

 

 


2021-06-03 11:00:00

High Gならでは!ウクレレらしいを音作り

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

前回までのおさらい

動画 >>> 癒しのウクレレシリーズ 小川編

前々回は6度の響きについて説明しましたね。

 >>> 弾いていてひたすら気持ちい良い癒しの音とは

前回はオンコードについて説明しましたね。

 >>> 違いがわかる!押さえ方で変わるコードの響き

今回は4弦の音について解説していきます。

ペダルトーンとしての4弦ソの音

さて、もう一音説明をさせて頂きたい音、 4弦のソの音です。

もう一度、図3 を弾いてみてください。コードが変わっても4弦のソの音はずっと鳴っていますね。

この音を3弦のベース音と区別して、私はペダルトーンという考え方をしています。コード進行が変わっても持続する音ですね。(と考えると3弦ドの音もペダルトーンです)

 

この4弦のソの音が、ウクレレの特徴を発揮する音です。(High G チューニングに限ります)

4弦のソの音が鳴り続けると 簡単なコード進行がより美しい響きになります。ex.6

C - Dsus4/C - Fadd9/C - Cという複雑な名前のコード進行になります。

 

いやー、凄いですね。

 

この響きは、有名ウクレレプレイヤーの皆さんも演奏の中に取り入れてます。この響きの効果的な使い方、ダイナミクス、センスが人並み外れてるから素晴らしい演奏につながっているんですね。

 

Grasp music & style では、こんなウクレレならではのコードの響かせ方等も、レッスンの中に取り入れています。(もちろんある程度の理論学習も必要ですが)

 

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

これからもウクレレ演奏を楽しんでいきましょう!

 

 


2021-06-03 10:00:00

音の響きを楽しもう!

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

ウクレレの癒し響きを楽しもう!

 

前回の小川編 >>> https://youtu.be/WqrOaeXeP0k と同様に1弦と2弦のみ押さえるコード構成で弾いています。

6度の響きの心地よさについては「弾いていてひたすら気持ち良い癒しの音とは」で説明しましたね。今回の焚き火編も6度の響きで奏でています。

図の①、②、③の3コードを弾いています。①⇒②⇒③⇒②の順番で弾いてみて下さい。左手の押さえは2弦が人差し指、1弦は小指が良いと思います。1弦と2弦の関係は6度の距離です。この心地よい響きと、ドのベース音ペダルトーンとしてのソの組み合わせがとても気持ち良い響きになります。

 

前回までのおさらい

ドのベース音について >>> 「違いがわかる!押さえ方で変わるコードの響き

ペダルトーンとしてのソについて >>> 「Hight Gならでは!ウクレレらしい音作り

 

ストロークも一工夫してみよう

4分音符でゆったりと弾いても心地良いですが、リズムを変えて弾いてみるの気持ちよいですよ。今回の焚き火編では右手を親指の腹と人差し指の腹で柔らかく8分音符のリズムで弾いています。

8分音符をアップダウンのストロークで演奏すると音がキリッとしますが、親指と人差し指でなでるように弾くとふんわりとした音色が出来上がります。

 

Grasp music & styleではこんな響かせ方やストロークでの音色の変化等も、レッスンに取り入れています。

気になる事があったら、どんどんご相談くださいね!

 

 


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