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2023-08-07 13:00:00

【しっかり選びたい!】自分好みのウクレレの選び方

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

ウクレレは楽器である

ウクレレを購入する時にやっぱり気になるのが、予算ですよね。

楽器屋さんを見てみると、安いものなら3,000円程度で買えてしまうウクレレも存在します。
こんなに安いならすく買えちゃうって思ってしまうあなた…ちょっと待ったぁー!

安いウクレレには落とし穴があります。

それはチューニングです。チューニングが合わない、要するに音痴なウクレレかもしれません。チューニングが合わないと楽器として成立しません。ウクレレの形をしたおもちゃです。

 

まゆみくん

以前、ネットでポチったウクレレを体験レッスンで持ってきた方が、フレットの仕上げが悪くて、弾くたびに「痛い…」と、指に擦り傷を作っていたことがありましたね。
しかも、音もビビっていて、ちょっと気の毒でした。

 

一番大切なことは正しいピッチ(音程)

ウクレレ選びで最初に確認しなくてはいけないのは、ピッチがしっかりしているウクレレということです。

楽器演奏をするためにウクレレを買うには、安すぎると大失敗します。とは言え、最近ではお手頃価格で良いウクレレも出てきました。

10,000~20,000円程度でピッチの良いウクレレが手に入ります。お手軽に購入できるのでファーストウクレレにはオススメです。

おすすめはKIWAYA、aNueNue

KIWAYA KSU-1 ソプラノウクレレ Hawaiian Dream U Mahogany aNN-U1 

 

 

合板と単板の違い

お手頃価格のウクレレの秘密は、ボディの木材にあります。

ウクレレのボディに使われる木材には「単板=一枚板」「合板=ベニヤ板」があります。

合板は製造コストが下がり価格を抑えることが出来ます。そして木材を重ね合わせ作っているので強度が高く、テンションの高い弦を使っても耐えうる丈夫なウクレレになるのがメリットです。初心者にとってはとても嬉しい特長ですね。

 

合板

合板は製造コストが下がり、価格を抑えることが出来ます。そして木材を重ね合わせ作っているので強度が高く、テンションの高い弦を使っても耐えうる丈夫なウクレレになるのがメリットです。 木材の張り合わせに接着剤を使用するため、振動を伝える力は弱まります

 

単板

合板のように張り合わせ加工を行っていない、一枚の木材(一枚板)を使用します。当然、一枚の木材から楽器を制作するので製造コストは上がります。一枚の木材で振動をを伝えるので楽器としての鳴りが良くなるのが最大の特長です。 合板に比べると耐久性が低いデメリットがあり、弾きやすいとされている流行りの薄レレ(ボディの薄い抱えやすいウクレレ)などは特に耐久性には注意が必要です。※木材の種類で異なります。

 

楽器屋さんでたくさん並んでいるウクレレやギターを見て、ずいぶん価格に幅があるなぁと思ったことがあると思います。

この「単板」と「合板」の違いで価格差が出てくるんです。

 

 

ウクレレの形

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写真は、可愛らしいパイナップルタイプ

一般的なウクレレはくびれのあるボディ(ひょうたん型)のスタンダードタイプ

ウクレレは抱えて弾くので、演奏は形に影響されることはほとんどありません。どちらを選ぶかは好みです。

 

 

ウクレレの種類

ウクレレは4種類あります。これはボディの大きさで分類されています。

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ボディが小さい順から、ソプラノ(スタンダード)→ コンサート → テナー → バリトン

ボディが大きいほど音量が出ます。しっかりした音量・音の深みはボディの大きさが関係しています。

 

一般的で誰もがウクレレと想像するのがソプラノ(スタンダード)です。とても可愛らしい音色です。初心者にはとても扱いやすいのがソプラノです。

 

ソロウクレレを弾く方はコンサートやテナーを選ぶ方が多くなります。ネックが長いのでメロディが弾きやすく、しっかりした音量で演奏することが出来ます。

 

ウクレレで一番大きいボディなのがバリトンです。他の3種類とはチューニングが違います。ギターと同じチューニングになるので、ウクレレとは違う印象で小さなギターのような感じです。

 

最近ではソプラノとコンサートの良いところ合わせた、ソプラノロングネックというのもあります。メロディやハイポジションコードも弾きやすい優秀なウクレレです。

 

 

音色選びは木材が決め手

ウクレレは木材で出来ています。当然ですが、その木材によって音質や見た目が大きく変わります。

単板のウクレレを買うなら、木材にはこだわって選びたいですね。

 

コア

なんと言ってもウクレレはハワイアンコア材を使っているものが人気。

色は薄褐色~赤褐色で光沢感がある。ウクレレらしいカラッとしていてコロンコロンとした明るい音色が特長。

伴奏をメインとするハワイアンを演奏したいなら、コード弾きに適しているハワイアンコアがオススメ。

 

マホガニー

ウクレレだけでなくギターやベースに多く使われているマホガニー。

色は赤褐色で見た目に派手さはない。丸みのある柔らかな音色でとても伸びやか。

どんなジャンルも弾ける優等生木材。ホンジュラス産マホガニーはとても高価なので今ではアフリカンマホガニーも多く使われている。

 

マンゴー

淡黄色で見た目は可愛らしい色合い。柔らかい材質なので丸く甘い音色が特長。

より柔らかく落ち着いた音色を求めるならマンゴーはオススメ。

 

メイプル

淡褐色で木目が美しい。硬い木材なので音の立ち上がりが早く、音の響きが良い。

高音がはっきりしている歯切れの良い音色が特長。色付けされているウクレレもあり、とても可愛い。

 

スプルース

白~淡黄色で楽器ではトップ(表板)に使用され、他の木材と組み合わせることでバランスの良い楽器に仕上げられる。

強度のある木材で粒立ちが良く、はっきりとした音色が特長。

 

ウクレレ選びのポイントは、やっぱり音色と見た目。 自分の好きな音色のウクレレなら弾いていてとても気持ちが良いです。

 

 

音色の違いを聴いてみよう

異なる木材で制作したNaturel ukulele(ナチュレウクレレ)3本で、音色の違いを確かめてみました。

 

コア

ウクレレで一番人気があるのがハワイアンコア材です。コロンとした明るい音色はハワイアンの伴奏に適しています。

 

 

マホガニー

ギターやベースにも使われている木材です。丸みがある柔らかい音色でサスティーンも良く、ジャズなどの演奏にも適しています。

 

 

マンゴー

独特の木目を持つ材です。柔らかな材質なので丸く甘い音色で落ち着いた印象。ジャンルを問わず演奏できます。

 

 

好きな音は人それぞれです。自分の演奏に欲しい音はどんな音なのか?それを考えて楽器選びはしたいですね♪

 

 

良い楽器は耳が疲れない

ほとんどの方は、初めてのウクレレはお手頃な価格のものを購入することが多いのですが、演奏する曲が増えてきて、だんだんとより豊かな音のウクレレや自分好みの音色のウクレレが欲しくなってきます。

もちろんお好みの見た目というのも大事です。 自分の弾きたい曲に求めている音色はどのようなものなのか、それを基準に心地よい音色のウクレレを探しましょう。

 

セカンドウクレレを検討しているのなら、ファーストウクレレとは違うサイズにするのがオススメ。 ファーストウクレレはソプラノかソプラノロングネックという方がほとんどではないかと思います。

セカンドウクレレはいろんな曲にチャレンジしていく事を考慮して、操作性の高い一つ大きなサイズにしてみるのをオススメします。
小さくて可愛いイメージのウクレレより、コンサートやテナーは大きなサイズですが、最近は人気があるので女性でもテナーサイズのウクレレを弾く方もたくさんいらっしゃいます。

 

 

最近、新しくウクレレを購入した生徒さんが、練習する時間がすごく増えたと言っていました。

これは新しいものを手に入れた喜びからではなく、本当に練習時間が伸びるんです。

心地よい音、良い楽器というのは、全くストレスを感じず弾いていられます。耳が疲れないということなんです
だから自然と練習する時間も増えてくるんです。

正しいピッチの楽器を持つことは当たり前のことですが、音色、響き、レスポンス、などなど良い楽器を持つことも上達の一つの要素になるんです。
良い楽器に見合った腕前になりたいという心理要素もプラスさせるでしょうしね。

 

ただ、良い楽器は値段に比例します。お財布との相談も必要ですね😅

 

 

 

 

 

 

 


2023-08-05 15:00:00

驚愕!YouTube学習に効果なし!?

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「動画を見るだけ」では効果なし!?

学校の授業でも動画視聴授業も多くなり、YouTubeのような動画配信での学習もたくさん提供されいます。

便利なように感じますが、最近、実はただ動画学習を「見るだけ」では学習効果があまりないことがわかっています

 

日本人は学校の授業で、教師が一方的に講義を行い、生徒はノートをとるだけに慣れています。
「授業に出て話を聞いていただけ」で学んだ気分になっていたけれど、あまり成果が上がらなかった経験が一度はあるのではないでしょうか。

学びの種類

欧米では、読書(受動的な学び)課題として出され、授業は主にディスカッションする(能動的な学び)といったように、アウトプットを行っているのです。

 

学びには組み合わせが欠かせない

「教わる」だけではなく、「演技する」「身体を動かす」「まとめる」「反復練習をする」といった実践的なアウトプットが組み合わされると、より身になるということなんです。

 

YouTubeなどの動画学習はインプットのみです。また、オススメ動画が次々に表示されて「見るだけ」を繰り返し、時間が過ぎていくことはしばしばありますよね。

見るだけでなんとなく理解した気持ちになってしまうことがあると思いますが、受け身で、一方通行な学びは、それが身についてスキルとなっているとは限りません。

 

より身につくものにするためには、実践的なアウトプットとの組み合わせが大切なんです。

 

楽器演奏でも「実践的な学び」が効果的

楽器演奏においても、基礎の学びから上級者テクニックまで、「教わる」のが一番早いです。

しかし、「教わる」だけでは演奏スキルとして身についてはいきません。「身体を動かす」「実践する」「反復練習」という能動的な学びと組み合わせることが大切です

 

一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションがあると、さらに効果的にスキルは身につきます。

 

「教わる」⇒「身体を動かす」⇒「フィードバックをもらう」⇒「実践する」⇒「フィードバックをもらう」⇒「実践する」⇒「教わる」、という実践的な学びのコミュニケーションがスキル向上の近道なんです。

 

学びのサイクル

 

より「実践的な学び」がもたらすサイクルはスキル定着を加速度的に変化させることでしょう。

 

明日からこれをやろう!

アウトプットにフォーカスして、「実践する」「反復練習をする」「演技する」を組み込んでみましょう。

一つのインプットに対してアウトプットをしっかり行うことで、スキルは身についていきますよ。

 

参考:東洋経済ONLINE|「YouTube学習=ほぼ時間の無駄」の決定的理由

 

 

 

 

 


2023-08-03 11:00:00

ウクレレ de ビートルズの会

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

ウクレレ de ビートルズの会 まとめ

世代や性別を問わず、一度は耳にしたことがある曲。それはThe Beatles!

1960年代~1970にかけて活動していたイギリスのロックバンド。私はリアルタイムではビートルズを聴いていたわけじゃないけれど、現在でもテレビやCMで流れているので何度も耳にしていてビートルズはずっと知っていました。2010年代に入ってからもリマスター版が配信されるなど、今もなおアルバムチャート1位を獲得する伝説のバンド。50年以上経過しても古さなんて全く感じない曲が今でもカバーされ続けて愛されている。

私達も、The Beatlesの曲をウクレレで弾いてみたい!

 

 

 

 

 

 

 


2023-08-03 11:00:00

ウクレレ de ビートルズの会 No.23 While My Guitar Gently Weeps

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

ジョージ・ハリスンの代表曲の一つ

ビートルズと言えば、作詞/作曲:Lennon-McCartney(ジョン・レノンとポール・マッカートニーが作詞/作曲に用いた共同名義)のイメージが強いと思いますが、ジョージ・ハリスンの作詞/作曲の楽曲も名曲ばかりなんです。

ジョージ・ハリスンの代表作『Something』『Here Comes the Sun』と並ぶ人気の曲『While My Guitar Gently Weeps』

ビートルズ不和説がささやかれている頃に制作された楽曲で、ジョージ・ハリスンの親友エリック・クラプトンがレコーディングに参加して、雰囲気の悪いグループの緩和に一役かっているそうです。

ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンの信頼関係もなんか素敵ですよね。

 

まゆみくん

ジョージ・ハリスンの楽曲は大好き!すごく優しい世界観なんだよね。

 

gently weeps ーそっと泣いているー

弾き語りをする時は、楽器での表現歌での表現の2つが存在します。

歌は歌詞がその曲の物語そのものなので、歌詞を理解して歌うことで曲の世界を表現することができます。

楽器は主に伴奏の役割をするわけですが、イントロ・間奏・アウトロでは歌が無いので、工夫することが必要です。
ここでソロ演奏を入れて、曲をよりドラマチックにすると、聴いている方もグッときて、聴きごたえのある演奏になると思います。

 

今もなお愛はここにあるのに伝え方がわからない、僕のギターは静かに涙を流しているよ。

きっといろんなテーマが隠されているように感じるこの曲をあなたならどのように表現しますか?

 

 

While My Guitar Gently Weeps

 

 

 

 

 


2023-07-15 18:00:00

自覚がない!?リズムのズレを直そう

名古屋市丸の内の音楽教室"Grasp music & style"のブログへようこそ。ウクレレ・エレキベース・ギターの教室です。

 

自分では気持ちよく弾いていても…

曲の最後までミスタッチが無く弾けていたはずなのに、かならずしも良い演奏とは言えないことがあります。

何が足りないのかわからなくて、「テクニックが足りない?」「奏法を変えた方がいい?」と、模索している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

YouTubeでテクニックの解説を観たりして、動画ジプシーになっているかもしれませんね。

でも、問題はもっと基礎的なところにある場合が多いように思います。

 

リズムとテンポ

曲を弾いていて、弾きはじめから後半になってドンドン速くなっていく経験がありませんか?

原因は2つあります。

1. 曲のBPM(テンポ)から、自分の好きなBPMへと引っ張っていく

2. 裏拍が正確でないため、8分音符のタイミングでリズムが前に出てくる

音楽の三要素である、メロディ、ハーモニー、リズム

意外にもリズムはおろそかになりがち。リズム練習は地味だからと避けてしまっている方もいるようです。

リズムが不安定な演奏だと、荒れた海に出た船のように、ぐらぐらと揺れたような状態に聴こえます。

リズムがしっかりしていると、穏やかな川の流れのせせらぎのように心地良かったり、ランニングでテンポよく走った時の爽快感、そういったものが演奏から感じられるようになるのです。

 

では、リズムを良くするにはどうしたらいいのでしょうか?

それは、やっぱりリズムトレーニングなんです。

 

まゆみくん

「あー、やっぱり魔法のようにリズムが良くなる方法はないかぁ」と、
ため息が聞こえてきそうですね。

 

メトロノームは必需品

メトロノームは必需品

自分の演奏を客観的に聴いてみるのも良い方法です。

”自己分析”をしてみると、聴いていて「あれ?」と感じる箇所がきっとあるはずです。
曲の流れに違和感を感じたら、それが改善ポイントになります。具体的に練習する箇所がわかったら、強化しやすいですよね。

"自己分析"ができない、よくわからないという場合は、やっぱりメトロノームの登場です。

メトロノームとアンサンブルしているつもりで、一緒に演奏してみましょう。

2つのパターンでメトロノームを鳴らしてみる。

1. 4分音符で鳴らす

2. 8分音符(4分音符を半分のBPM)で鳴らす

この2パターンをやってみると、自分の苦手なリズムパターンがわかるようになります。

繰り返しメトロノーム練習をすると、驚くほど演奏の安定が手に入ります。

 

音源をスロー再生して活用

どうしてもメトロノーム練習が苦手だという方には、演奏のお手本音源に合わせて、一緒に演奏するのがオススメです。

音源に合わせて弾く時のポイントは、音源を"しっかり聴きながら弾く"こと。

メトロノーム練習と同じく、リズムやテンポキープの苦手な部分が、音源とのズレを感じることでわかってきます。

 

音源が速くて、ついていけない…という方は、スロー再生機能を活用してみましょう。

YouTubeなら音程がほとんど変わらず、再生速度を変えることが出来るので、ピタッと合わせて弾けるようになるまで速度を0.75倍速にしてみるといいですよ。

 

【YouTubenの速度設定方法】

右上の設定(歯車)をクリックします。

 

展開した項目の「再生速度」をクリックします。

 

速度を遅くするには、0.75倍速や0.5倍速を選びます。

 

リズムトレーニングはメトロノームやお手本音源などを"ガイド"として、一緒に弾くことが大切。

ピタッと合った時の感覚をつかんで、心地よく弾けるようになるまで練習してみてくださいね。

 

 

 

 

 


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